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トラトラ株 円高が収益にプラスに作用する内需系銘柄が狙い グループ会社と集合住宅向けサービス連携「ブロードエンタープライズ」

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月3日 10時0分

米では利下げの動き

日銀は、7月31日まで開いた金融政策決定会合で追加の利上げに踏み切り、政策金利を0・25%程度に引き上げることを決めた。また、月間の長期国債の買い入れ予定額を原則として毎四半期4000億円程度ずつ減額し、2026年1~3月に3兆円程度とする計画を決定した。

一方、米国では、パウエルFRB議長が7月31日、「9月に利下げを議論する可能性がある」と発言した。これを受け、日米金利差縮小への思惑から、対ドルで円高が進行した。

円高はわが国輸出企業の収益にネガティブに作用するため、目先は円高の影響を受け難い、もしくは円高が収益にプラスに作用する内需系銘柄を狙いたい。

まず、ブロードエンタープライズ(4415)はシーラテクノロジーズ(NASDAQ「SYT」)と業務提携し、両社のサービス連携と見込み顧客の相互紹介を含めた営業協力を開始した。これが注目ポイント。

今回の業務提携により、シーラテクノロジーズはグループ会社であるシーラ社のAM事業において、「B―CUBIC」および「BRO―LOCK」をはじめとする集合住宅向けIoTサービスの取り扱いを開始する。一方、ブロードエンタープライズは、シーラソーラーの小売り事業の取り扱いを開始し、両社の強みを生かした新しいサービスを提供していく。

次にHeartseed(219A)は7月30日、虚血性心疾患に伴う重症心不全を対象とする他家iPS細胞由来心筋球(開発番号:HS―001)の第I/II相治験(LAPiS試験)において、低用量群の安全性評価委員会によるレビューが完了し、高用量群への移行が可能となったことを公表した。これが注目ポイント。

Heartseedは心筋再生医療の実現化を目指して2015年に設立されたバイオベンチャー。iPS細胞から高純度の心室型心筋細胞を作製する技術や投与技術、iPS細胞の作製方法など、心筋再生医療の普及に必要な多数の独自技術を有している。

Liberawareドローン関連のコア銘柄

そしてLiberaware(218A)は、ドローン関連のコア銘柄として注目する。同社がソリューションを提供している事業領域はプラントメンテナンス・インフラメンテナンス・建設業界など。いずれも施設・設備の老朽化・人手不足といった共通の課題を持っており、今後ニーズが高まることが見込まれる市場だ。

ちなみに、国土交通省の「社会資本の老朽化の現状と将来」によると、40年3月時点でトンネルの約53%が建設後50年以上になるとされている。そのほか、道路や橋梁(きょうりょう)などのインフラの老朽化も懸念されている。 (株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

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