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カワノアユミの盛り場より愛を込めて 「ゴーゴーバー」が値下げ、遊ぶには今が絶好機! パタヤのナイトライフは一時的な〝ボーナスタイム〟に

zakzak by夕刊フジ / 2025年1月16日 15時30分

かつて東南アジア各国のキャバクラで働いていた筆者。実は昨年終盤からまたタイに戻っており、新年はパタヤで迎えた。この年末には日本からタイへの渡航者も再び年間100万人に到達したとして話題を呼んだ。

さて、タイのナイトライフが値上がりしている話はこれまでも幾度となくご紹介してきたが、この年末年始のパタヤでは意外な現象が起きている。当地のナイトライフでも代表格の「ゴーゴーバー」で、これまで高騰していた女性の連れ出し料(バーファイン)が、値下げを始めたのだ。

首都バンコクから車で2時間の人気リゾート地のパタヤは近年、タイの中でもナイトライフの相場が最も上がっている地域で、日本人旅行者たちの間でもすっかり「高額エリア」として認知されるようになっていた。

例えばバンコクの繁華街のナナプラザやパッポンで遊ぶなら、最低5000バーツ(約2万2700円)というのが現在の目安だが、パタヤの歓楽街ウォーキングストリートでは、昨夏もバーファイン込みで最低7000バーツ(約3万2000円)が相場だった。特に日本人客にも人気のゴーゴーバーは、バーファインだけで3000~5000バーツ(約1万3600~2万2700円)まで値上がりしていた。背景には、日本人以外の外国人客の増加の影響があったという。

従来、タイのバーファインは1200バーツ(約5400円)が基本料金だったが、女性キャストにドリンクを出さずに連れ出すマナーの悪い客が増え、店側も利益確保のために一時的な値上げを余儀なくされていたのだ。

しかし、この年始にウォーキングストリートの某人気店を訪れてみると、バーファインは3000バーツ→1500バーツ(約6800円)と半額まで下がっていた。しかも固定価格で、以前に比べて遊びやすくなった印象を受けた。競争の激化など複数の要因があるようだが、日本からタイへの渡航者数が回復する中で、パタヤのナイトライフは一時的な〝ボーナスタイム〟を迎えているのだ。

こうした現象は、大阪の黒門市場の価格変動にも通じるものがある。かつての黒門市場にはメディアから「ぼったくり」との批判も集中していたが、現在は適正価格に戻りつつある。似たような動きがパタヤの夜の街でも起きていると感じる。

つまりパタヤはこれまでよりもリーズナブルに楽しめる時期に入っているのだ。もちろん現在の円安に加え、10年前と比べればタイのナイトライフ業界全体の値上げ感は否めないが、今こそパタヤの夜を満喫する絶好の機会と断言できそうだ。

■カワノアユミ 20代を歌舞伎町と海外の夜遊びに費やした元キャバ嬢ライター。現在は、国内外の夜の街の変遷や日本人の海外移住などを取材。著書に、アジア5カ国の日本人キャバクラで9カ月間潜入就職した『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)。X(旧Twitter):https://x.com/ayumikawano/

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