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「内憂外患」暴発の恐れ 中国海警局船、5日連続で尖閣周辺に領海侵入 一番の弱腰に狙い「日本政府は物理的な力で追い返すべき」

zakzak by夕刊フジ / 2024年6月24日 15時5分

沖縄県・尖閣諸島周辺での中国の行動がエスカレートしている。中国海警察局の船2隻が23日午後3時15分ごろ、領海に侵入して24日朝もとどまっているのだ。中国当局船の尖閣周辺への領海侵入は5日連続となる。中国は今月15日、自国領海に侵入した外国人を拘束する法令を施行し、尖閣周辺で根拠のない〝領有権〟を主張して法令を適用する恐れがある。識者は、「内憂外患」の中国がさらに暴発する恐れがあるとして、厳戒を呼び掛ける。

第11管区海上保安本部(那覇)によると、2隻は機関砲のようなものを搭載し、日本漁船の動きに合わせて航行した。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは185日連続で、2012年9月の尖閣諸島国有化後、最長の連続日数を更新した。

中国は近年、尖閣周辺での航行を「常態化」させているが、今月に入って危険度が増した。「海警機構行政執行法手続き規定」が15日に施行されたからだ。同規定は、海警局に武器使用を認めた2021年施行の海警法を「徹底実行する」として5月に公表。中国領海に違法侵入した容疑で外国人を最長60日間拘束できることを定めている。

尖閣周辺での中国の動きをどうみるべきか。

中国事情に詳しい評論家の石平氏は「海外では米国やEU(欧州連合)が中国製電気自動車(EV)に追加関税を表明したりするなど中国批判が強まっている。一方、国内では習近平国家主席が今月、軍の『反腐敗』を徹底を指示しており、習氏と軍との確執が深まっている。『内憂外患』の中国は台湾やフィリピン、日本に対する過剰な挑発的行動で危機を脱しようとしているのだろう。危険な兆候で今後、一番弱腰なところに対応を強める可能性がある。日本政府は弱気な態度を取ってはならない。日本の領海に侵入した海警局船を物理的な力で追い返すなどするべきだ」と話した。

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