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高市早苗氏「保守団結の会」と会食 総裁選見据え根回し活発化 安倍氏の助言や〝高市潰し〟の動き…逆境はね返せるか

zakzak by夕刊フジ / 2024年7月30日 15時30分

高市氏は保守派をまとめることができるのか(夕刊フジ)

9月の自民党総裁選を見据えて、高市早苗経済安保相が動きを活発化させている。政界屈指の保守派で、「女性初の宰相」への期待が高まるなか、保守系議員らと29日に会食したという。前回総裁選で、高市氏を強く後押しした安倍晋三元首相はもういない。今後、党内で「同志」や「仲間」を結集して、どこまで支持を広げられるかは未知数だ。

「『強い日本』をつくることに全力を尽くす。それが安倍さんへの一番の恩返しだ」

高市氏は最近、自らの〝今後〟についてこう語っている。党内が派閥裏金事件で混乱し、総裁選へ探り合いが続くなか、出馬表明はまだだが、その意思は固い。

共同通信や朝日新聞によると、高市氏は29日、都内のレストランで自民党の保守系グループ「保守団結の会」のメンバー数人と会食した。同会は前回総裁選で高市氏の推薦人を務めた高鳥修一衆院議員が代表世話人で、高市氏は顧問を務めている。

ただ、総裁選の展望は楽観視できない。前回は「保守政治を体現する存在だった安倍氏が後ろ盾で善戦した」(ベテラン議員)が、今回は自らの手で局面を打開しなければならない。派閥が表面上、解体したなか、立候補に必要な20人の推薦人集めも、地道な根回しが必要だ。

安倍氏助言「外に飛び出し、仲間を増やせ」

ある自民党議員は「高市氏は自分の能力ですべてをやろうとする。部屋にこもって仕事に集中するタイプだが、安倍氏はそれを〝弱点〟とも見て、事あるごとに『外に飛び出し、仲間を増やせ』と助言してきた。リーダーとして新たな〝高市像〟を示せるか、今が正念場だ」と語る。

安倍氏の助言に従うように、高市氏は自民党内の勉強会「『日本のチカラ』研究会」を立ち上げて勉強会を重ね、水面下の働きかけも続けてきた。

先の通常国会では「安倍元首相の宿題」といわれたセキュリティ・クリアランス(SC)制度の法制化を実現した。大阪や福岡、広島、高知など全国各地で開催している講演会は大盛況だ。

最近、報道各社の世論調査では、石破茂元幹事長や小泉進次郎元環境相に次ぐ支持を集めている。

ただ、総裁選をめぐっては、推薦人になれない選挙管理委員会のメンバーに、前回総裁選で高市氏を支持した議員が複数含まれるなど、「高市潰し」とみられる動きも出ている。高市氏は逆境をはね返せるのか。

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