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今日から始める10万円株 石破銘柄を探せ 〝変節〟が株式相場に予想外の好影響 地方創生関連で「井筒屋」「さいか屋」など

zakzak by夕刊フジ / 2024年10月10日 6時30分

石破茂首相の〝変節〟が、株式相場に予想外の好影響をもたらした。石破首相といえば、自民党総裁選以前は金融所得課税の強化や法人税の増税など、相場に対してネガティブな主張が相次いでいたが、首相就任後はそうした姿勢は影を潜めた。代わりに、資産運用立国の継承や日銀の利上げ抑制といった相場にポジティブな発言が相次いでいる。

政策については、27日に実施が予定されている解散総選挙後の補正予算の組成時に詳細が出てくるのだろうが、現状では、やはり国土強靭化や防災、地方創生、防衛に予算が集中するものと思われる。

国土強靭化や防災に関しては、政府が継続して予算を割いてきたため、直ちに株価を急騰させるようなインパクトはない。その点、地方創生(地方交付金の倍増)と最低賃金の引き上げに関しては、相乗効果で地方景気を押し上げることが期待される。そこで、今回は地方の景気拡大で恩恵を受ける地方の百貨店やスーパーマーケット関連の10万円株に注目したい。

まずは、北九州の小倉と山口県に店舗を持つ「井筒屋」(8260)。猛暑の影響で衣料品販売は伸び悩むが、高級ブランドや時計など高額商品の販売が好調に推移している。地方の景気改善は同社の業績と株価を着実に押し上げるだろう。450円を上抜けてくれば、一段の上昇が期待できそうだ。4万3300円で買える(7日終値ベース、以下同じ)。

続いて、北海道函館市に本拠を構える地方企業で、デパートやホームセンター、食品スーパー、自動車など多角化展開する「テーオーホールディングス」(9812)。多角化事業の多くが地方創生の恩恵を受けるほか、効率改善によって利益率が上昇し、業績が安定しつつある。地方創生がテーマになれば、株価水準も上がりそうだ。2万9200円で購入可能。

神奈川県藤沢市などで百貨店を運営する「さいか屋」(8254)は、8月下旬から「小泉進次郎関連」として人気化したが、小泉氏が総裁選で敗れると株価は急落した。現在は人気化の反動で、急騰以前の水準を下回って推移している。今後は株式需給の改善と地方創生に後押しされ、株価反発が期待できる。最低購入単価は3万8400円。 (吉田礼音)

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