大人のＴＶプレビュー 購買データ基に店長権限で店づくり「ライフ」の戦略に迫る カンブリア宮殿「プライベートブランドで躍進！ 食品スーパー売り上げ日本一」

カンブリア宮殿「プライベートブランドで躍進！　食品スーパー売り上げ日本一」（テレビ東京系、１日午後１１時６分～）

スーパーマーケットの「ライフ」が好調なんだそうだ。番組では〝価格競争〟や、他店をまねる〝同質化競争〟から脱却し、ファンを増やそうとする「ライフ」の戦略に迫っていく。

「ライフ」は、１日の来店者数が全国で約１００万人を誇り、首都圏と近畿圏を中心とした出店戦略で、８０００億円以上の売り上げを誇っている。イオンやイトーヨーカードーといった大型総合スーパーを除く、食品スーパーの中では売り上げ日本一だという。

かつては〝特徴がないことが特徴〟と言われたこともあったというが、客の多様なニーズに応える３種のプライベートブランド商品を中心とするオリジナル商品や、健康に特化した専門店を出店するなど客の支持を得ている。

ライフでは、利用客層に合わせ店づくりも変えている。そこで重要なのが独自に集めた購買データ。「健康志向」「品質重視」「価格にシビア」「簡便」など、客層を９つに分け店づくりに反映させているのだ。

安さにこわだる「買い回り」が高ければ、低価格帯のＰＢを増やし、「素材手作り」が高ければ、地元野菜を充実させるなど、店舗ごとに異なる店づくりをしている。そして、これらの店づくりの権限は各店舗の店長に委ねられている。

かくいう記者も、近所の「ライフ」をよく利用している。周辺にはいくつかスーパーがあり、魚が食べたいならこの店、お肉ならここ、総菜なら…といったように使い分けている。

記者にとっての「ライフ」の長所は、単品から弁当まで総菜が充実しているところだろうか。中でも、気に入っているのは「ごぼうの甘辛揚げ」だ。これがあれば、ご飯が何杯でも食べられそうな気がするほどだ。

そう思っていると、また食べたくなってきた。ということで、今日も帰りに寄ることになるだろう。　（Ｆ）