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ヤクルト・青木宣親が貫いた〝引き際の美学〟引退試合で号泣、惜しむ声も「代打一本…自主トレであんなに追い込めない」

zakzak by夕刊フジ / 2024年10月3日 11時43分

引退セレモニーで感極まった表情を見せるヤクルト・青木宣親  =神宮球場(夕刊フジ)

ヤクルト・青木宣親外野手(42)が一流の引き際を見せた。引退試合となった2日の広島戦(神宮)に「1番・中堅」でフル出場。2回に左前打、6回に右翼線二塁打を放ち、日米通算2730安打とした。

米大リーグ・アストロズ時代の2017年に、ヤンキース戦で投手として登板し中飛に打ち取った経験があることから、首脳陣から「最後に投げるか?」との打診も受けたが、「広島がCSを争っているので」と固辞。本職の打棒一本で有終の美を飾った。

試合後の引退セレモニーでは、ビデオメッセージのトリでイチロー氏が登場。「同じ時代、同じ条件で勝負していたら、どっちがよりヒットを打っていたのか。そんなことを想像させてくれるバッターでした」と最大級の賛辞を送られ、青木はスピーチで号泣した。

近年は高い打撃技術を持つベテランが、レギュラーから外れても代打の切り札として現役を続けるケースが増えている。引退発表後は実に14打数7安打の青木に対してもまだできるという声は多いが、日米で安打を積み重ねたバットマンは「今年の成績、数字を見ても後輩たちに示しがつかないなというのがあった」と潔く決断。「今の状況からすると、来年もしプレーしていたら代打一本なので、自主トレであんなに追い込めないと考えてしまって。それは無理だなというのがありました」と美学を貫いた。

高津監督が1年契約で続投の来季、コーチングスタッフは微調整のみで終わる方向だが、球団幹部は「青木とはシーズンが終わったら、ゆっくり話し合うことになる」と言及。2年連続Bクラスからの起爆剤として、入閣が期待されている。 (塚沢健太郎)

ヤクルト―広島23回戦(広島13勝10敗、18時1分、神宮、2万9504人)

広 島 000000201-3

ヤクルト 14000000×-5

(勝) 高橋21試合8勝9敗

(S) 小沢40試合6勝6敗11S

〔敗〕 床田26試合11勝9敗

(本) サンタナ17号③(床田)、坂倉12号①(小沢)

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