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ぴいぷる 〝イケオジ〟今井清隆 にじみ出る豪快さと繊細さ…そして、人の良さ 「ラ・マンチャの男」にやられミュージカルの扉をたたく

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月28日 11時0分

「ロックバンドをやっていたので、このくらいなら歌えそうだ、と思っちゃった。バカだよね。ミュージカルは本番が始まったら1カ月間、調子を崩さずに歌い通す。それがどんなに大変なことか、やって初めて気づきました」

だから、今も演じ続けるためのメンテナンスは常に心掛けている。

「ストレスをためないこと。やりすぎたり、気をつかいすぎないことですね」といい、「たばこも吸っちゃう」と明かす。

「喉の調子が悪いときはやめますが、ふだんはちょっといじめた方が、やめたときの回復も早い(笑)。あとはよく寝ること」

ただし、酒は40代でやめている。

「飲んだ翌日、ひざがおかしくなったことがあって以来です。ミス・サイゴンでも、レ・ミゼラブルでも舞台上は、客席から見やすいように傾斜がついています。稽古場から斜めにする演出家もいて、そうなるといつも坂道に立っている感じになる。ひざを痛めないようにストレッチとアフターケアをしないと体がぼろぼろになっちゃうんです」

起きてすぐ、斜めに立つためのストレッチや軽いスクワット、腕や膝を回す運動を欠かさない。

「続けているとヒアルロン酸が自然と出てくるんですよ」

昨年4月、「ラ・マンチャの男」の大千秋楽を迎えた80歳の白鸚を見るため、横須賀の劇場でかぶりついた。54年間の主演の最後の台詞に、「今まで聴いた中で、一番説得力がありました。あんなにいい舞台がもう見られないのは悲しい。でも見られて本当に良かった」としみじみ。

そして、自身の冒険は、まだまだ先が長い。

■今井清隆(いまい・きよたか) 俳優。1957年11月5日生まれ、66歳。群馬県出身。82年ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」で初舞台。「ラ・マンチャの男」「ミス・サイゴン」などに出演。95年に入団した劇団四季では、「美女と野獣」「キャッツ」「オペラ座の怪人」「エビータ」など。退団後も「風と共に去りぬ」「ラ・カージュ・オ・フォール」など数多くのミュージカルで主要キャストを務める。91年「レ・ミゼラブル」で菊田一夫演劇賞、96年読売演劇大賞優秀賞を受賞。

「ミュージカル三銃士」は、東京・日生劇場(9月8~28日)、広島文化学園HBGホール(10月4~6日)、大阪・SkyシアターMBS(10月18~27日)で。

来年3月、「屋根の上のヴァイオリン弾き」(明治座ほか)の出演が決まっている。

(ペン・中本裕己/カメラ・酒巻俊介)

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