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ニュースの核心 石破自民に〝大逆風〟選挙後に大政局「自公過半数割れ」なら退陣確実 次の総裁、最有力は高市氏 手掛ける野党の取り込みとは

zakzak by夕刊フジ / 2024年10月26日 15時0分

■少数与党で緊張感にあふれた政治も

もう1つの候補、日本維新の会は議席減が見込まれている。彼らはなおさらだ。選挙に負けたうえ「連立与党入り」となったら、党の根幹が問われてしまう。

「非公認」で戦った元自民党議員たちの動向も注目だ。

彼らの多くは石破首相ではなく、高市氏を支持していた。石破首相が延命を試みた場合、彼らが当選して永田町に戻ってくれば「石破退陣を復党の条件」にするかもしれない。

彼らが「高市総裁の誕生」とともに復党したとしても、国民、維新が連立入りを拒否すれば、新政権は少数与党に陥ってしまう。

石破政権のおかげで敗北し、後始末をするハメになる高市氏には、お気の毒な事態だが、私は「悪い話ばかりでもない」と考える。なぜなら、安保防衛や経済政策をめぐって、高市路線と野党路線の違いが国民の目に、くっきりと表面化するからだ。

安倍晋三元首相なき後の日本政治に欠落していたのは、日本の姿をめぐる根本的な論争だった。「政治とカネ」の話が重要でないとは言わないが、世界が戦争の時代に突入したなか、日本は、いつまでも内向きの醜聞に足をすくわれている場合ではない。

少数与党となれば、与党はもちろん、野党も絶好のチャンスととらえて政局に臨むので、緊張感にあふれた政治になる。それこそが日本に必要なのだ。大激動の政局は大歓迎である。

■長谷川幸洋(はせがわ・ゆきひろ) ジャーナリスト。1953年、千葉県生まれ。慶大経済卒、ジョンズホプキンス大学大学院(SAIS)修了。政治や経済、外交・安全保障の問題について、独自情報に基づく解説に定評がある。政府の規制改革会議委員などの公職も務めた。著書『日本国の正体 政治家・官僚・メディア―本当の権力者は誰か』(講談社)で山本七平賞受賞。ユーチューブで「長谷川幸洋と高橋洋一のNEWSチャンネル」配信中。

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