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阪神・才木浩人、2度目の挑戦で〝魔の火曜日〟を突破 先発ローテ再編 負ければ借金生活に突入する分水嶺で大きな勝利

zakzak by夕刊フジ / 2024年7月3日 13時36分

【プロ野球広島対阪神】力投する阪神・才木浩人=マツダスタジアム(撮影・渋井君夫)(夕刊フジ)

プロ野球の「マイナビオールスターゲーム2024」(第1戦=23日・エスコンフィールド北海道、第2戦=24日・神宮)のファン投票の最終結果が2日に発表され、セ・リーグの先発投手部門では阪神・才木浩人投手(25)が初選出。この日は〝魔の火曜日〟の先発担当になって2度目の挑戦で、チームに大きな勝利をもたらした。

負ければ4月17日以来の借金生活に突入する分水嶺。しかもチームが今季3勝7敗2分けと苦しんできた火曜に、防御率1点台の広島・森下との投げ合いだ。重圧のかかるマウンドで「自分の感覚としては、そこまで調子は良くなかった」としながらも、才木は7回1安打無失点と圧巻の投球。「(捕手の)梅野さんがうまくリードしてくれて、粘り強く投げられた」と謙虚に振り返った。

開幕から火曜の先発を任されてきた昨季MVP右腕の村上が5月以降勝てず、岡田監督は先発ローテを再編。日曜担当で〝連敗ストッパー〟を担ってきた才木に白羽の矢が立ち、その初仕事となった前回6月25日の中日戦(倉敷)では8回1失点の力投も、貧打線の援護は皆無で負け投手に。

2度目の挑戦となったこの日もやはり無援で、勝ち投手の権利がないまま降板したが、無失点リレーから延長10回に待望の決勝点が生まれ、〝魔の火曜日〟の壁を見事に突破して見せた。

目覚ましい活躍がファンにも認められ、セ・リーグの並み居る好投手を抑えて先発部門で最多45万票余を獲得した右腕には、チーム内からこんな声も。「才木がいなかったらウチはBクラス。まだ混戦の中にいられるのも彼のおかげ。もしいなかったら、インターネット上とかの岡田監督への批判や風当たりは、もっときついものになっていたと思う。本当に助かっている」(球団関係者)

入団8年目で初めて夢の球宴の入り口に立ち、才木は「選んでいただいてありがたい。三振かホームランの勝負ができるし、真っすぐ勝負で楽しんでやりたい」と宣言。この男が頑張る限り、阪神の連覇取りもまだ期待できそうだ。 (岩﨑正範)

広島―阪神11回戦(5勝5敗1分、18時1分、マツダスタジアム、2万7151人)

阪 神0000000003-3広 島0000000000-0

(勝) 岩崎32試合3勝3敗10S

(S) ゲラ28試合3敗9S

〔敗〕 島内35試合5勝5敗

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