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トランプ氏また暗殺未遂の異常事態 容疑者は元支持者、11時間超待ち伏せか 分断進む米社会「トランプ氏への批判的な報道が関係も」

zakzak by夕刊フジ / 2024年9月17日 15時14分

米社会で異常事態が起きている。共和党の大統領候補、ドナルド・トランプ前大統領が15日、暗殺未遂の危機にさらされたのだ。トランプ氏は7月にも銃撃されて右耳を負傷しており、わずか2カ月間に2度も命を狙われた。拘束された男はトランプ氏に不満を抱いていたことが報じられており、米社会の深刻な分断が男を凶行に駆り立てたのか。識者は、トランプ氏に批判的な報道が米社会の分断をさらに進めていると指摘する。

米司法省は16日、今回の事件で拘束されたライアン・ラウス容疑者(58)を訴追した。

今回の事件は、トランプ氏が米南部フロリダ州のゴルフ場でプレー中だった15日に起きた。警護していた大統領警護隊(シークレットサービス)が、銃を持って近くに潜んでいたラウス容疑者に向けて発砲した。ラウス容疑者は車で逃走したが拘束された。ラウス容疑者は、トランプ氏から約370~460メートル離れた敷地境界付近で発見され、現場にはリュックサック2つと、照準器が付いた自動小銃が残されていた。

連邦捜査局(FBI)がフロリダ州の連邦地裁に提出した書類によると、15日午前2時ごろから、シークレットサービスの隊員に発見されるまでの同日午後1時半ごろまで、ラウス容疑者のスマートフォンがゴルフ場の敷地境界付近にあったことが位置情報の解析結果で判明している。約11時間半にわたって待ち伏せていた可能性があり、執念を持ってトランプ氏を狙ったとみて、動機の解明を進めている。

米メディアによると、ラウス容疑者は2020年、X(旧ツイッター)に16年大統領選でトランプ氏を支持したが「大いに失望した」と書き込んでいた。20年の大統領選では、民主党系の献金サイトに送金し、今年春にノースカロライナ州の民主党予備選で投票した。4月にはXで大統領選に関し「われわれは負けるわけにはいかない」と強調した。

島田洋一氏「分断進むなか、トランプ氏批判報道が関係か」

2回にわたって暗殺未遂が起きた背景を識者はどうみるか。

米国政治に詳しい福井県立大学の島田洋一名誉教授は「民主党が昔よりも左傾化したことや、トランプ氏の『言われたら10倍返し』というキャラクターもあって、米社会の分断が進んでいる。トランプ氏が米国民の半数の支持を得ているにもかかわらず、米国の主流メディアはトランプ氏に対するヘイト意識をあおるような報道を続けており、そういったところが複合的に関係しているのではないか」と話した。

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