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「トランプ砲」で円高加速 一時156円台前半に 河野太郎氏、円安是正のため日銀に利上げ要求 高橋洋一氏「総裁候補として疑問」

zakzak by夕刊フジ / 2024年7月18日 14時52分

日本の政治家の河野氏もなぜか円安を牽制した(夕刊フジ)

外国為替市場で「トランプ砲」が炸裂した。ドナルド・トランプ前米大統領がドル高を牽制(けんせい)する発言をしたことが伝わると、17日の円相場は対ドルで急伸し、一時1ドル=156円台前半を付けた。6月中旬以来、約1カ月ぶりの円高ドル安水準。一方、河野太郎デジタル相は円安是正のため日銀に利上げを求める発言をした。次期自民党総裁候補の一人とされる河野氏だが、識者はこの発言を疑問視している。

米ブルームバーグ通信が16日報じたインタビューで、トランプ氏は「われわれは大きな通貨問題を抱えている。強いドルと、弱い円、弱い人民元の程度はとてつもない」と述べ、ドル高是正への意欲を示した。

「米国第一主義」を掲げるトランプ氏は米国の製造業を重視する立場で、日本や中国からの輸出が有利になるドル高に懸念を示した形だ。

日本時間17日午前の東京市場では一時1ドル=158円台後半で取引されていたが、これを受けて156円台まで一気に円高が進んだ。

円買いドル売り基調に拍車をかけたのが河野氏の発言だ。

ブルームバーグは同日、河野氏が「円の価値を高め、エネルギーや食料品のコストを引き下げるために政策金利を引き上げるよう日銀に求めた」と報じた。ブルームバーグテレビジョンに出演した河野氏は「為替は日本にとって問題だ」とした上で、「円は安過ぎる。価値を戻す必要がある」と述べたという。

元内閣参事官で嘉悦大教授の高橋洋一氏は「為替水準の是正を日銀に要求することは筋違いだ。また、円安はトータルで日本経済に恩恵があることも理解しているのか。こうしたマクロ経済の理解では、自民党総裁候補としての資格にも疑問が残る」と指摘した。

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