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経済アナリストの森永卓郎さん死去 67歳、原発不明がんで 23年「ザイム真理教」がヒット 30年来の親交・荻原博子氏に語った「死生観」

zakzak by夕刊フジ / 2025年1月29日 11時36分

「モリタク」の愛称で親しまれ、庶民目線で経済を解説した経済アナリストの森永卓郎(もりなが・たくろう)さんが28日午後1時33分、原発不明がんのため埼玉県所沢市の自宅で死去した。67歳。東京都出身。家族葬を行う。

2023年11月に医師から「余命4カ月」と告知された後もラジオ出演や執筆を続けた。長男の経済アナリスト、康平氏は「闘病中は本当に多くの方から応援のメッセージをいただき、本人だけでなく私たち家族も勇気づけられていました」とコメントした。

森永さんは東大経済学部卒業後、日本専売公社(現JT)、三和総合研究所(現三菱UFJリサーチ&コンサルティング)を経て独協大教授に。2003年の著書『年収300万円時代を生き抜く経済学』がベストセラーになった。23年の『ザイム真理教』もヒットした。

上武大教授の田中秀臣氏はXで「僕がこうして時論を書いているのも森永さんが『日銀不況』(2001年)を出したから」と投稿した。

夕刊フジでは04年に「森永卓郎のサラリーマン塾」を連載した。経済政策から節約術、B級コレクション、牛丼など幅広くコメントした。

30年来の親交があり共著もある経済ジャーナリストの荻原博子氏は、28日発売の「サンデー毎日」(2月9日号)で森永さんにインタビューしていた。森永さんは«「あの世」って存在しない»«死ぬまでに、やらなくてはいけないことが山のようにある»と死生観を語っていた。

荻原氏は「23日にインタビューした際は痩せられて、か細い声だったので心配した。元気なころはテレビ局の楽屋に用意された弁当を持ち帰ったり、移動もタクシーを使わず電車を使っていたのが印象的だ。『年収300万円時代』を言い当てたのも大所高所からモノを言うのではなく庶民感覚を持っていたためで、世間との垣根を感じさせなかった」としのんだ。

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