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自民総裁選40代対決 「コバホーク」小林鷹之氏と小泉進次郞氏の〝カネと人脈〟 鈴木哲夫氏「両氏の国家観見えてこない点は心配」

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月25日 10時0分

一方の進次郎氏はいわずと知れた政治家の家系で、フリーアナウンサーの滝川クリステル(46)との結婚は話題となった。

共同通信の8月17~19日の全国緊急電話世論調査では「次の自民党総裁にふさわしい人」について30代以下の若年層で29・6%でトップに躍り出た。後ろ盾は菅義偉前首相で、TBSが20日、支援議員が「すでに40人以上いる」との周辺議員の声を報じた。

「泉進会」の22年の政治資金収支報告書によると、前年からの繰越金を含む収入総額は2億7082万5070円で、小林氏の2倍近くだ。同年に「進進会」「小泉進次郎セミナー」「政経文化フォーラム」などの会合を計12回開催している。

有馬氏は進次郎氏について「次の選挙で勝つことを考える4回生以下の若手・中堅を中心に支持を相当数集めているようだ。菅氏のほか、父の純一郎氏を弟分とみる森喜朗元首相らの支持に加え、萩生田光一前政調会長の動きも注目され、安倍派から数十人程度の支持者が出る可能性もある。ただ、年配の議員は要職に登用してもらえるか不安は残るだろう」とみる。

鈴木哲夫氏「両氏の国家観見えてこない点は心配」

総裁選は367人の国会議員票と、党員・党友による地方票367票の計734票で争われる。1回目の投票で過半数に達する候補がいない場合、上位2人による決選投票が行われる。こちらは国会議員票367票に対し、地方票は各都道府県1票の計47票で得票を争うだけに、国会議員の動向が重みを増す。

ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「党員票は、次期衆院選を意識して進次郎氏に票が集まる可能性もある。いずれにしても決選投票となるだろうが、議員票は分散するので読みづらい。また、小林氏、進次郎氏は裏金問題の渦中で行動しなかったことと、国家観も十分に見えてこない点は心配だ」と語る。

世代間闘争も焦点だ。有馬氏は、現時点では、石破茂元幹事長(67)と進次郎氏が決選投票に進む可能性が高いとの見方を示す。

「年配の議員は勝ち馬に乗ることを考えるが、若返りが進んで自身のポストの目がなくなることを恐れるかもしれない。石破氏への支持が伸びる可能性も否定できない」と指摘した。

【自民党総裁選に出馬意欲を示している議員】

青山繁晴参院議員(72)

石破茂元幹事長(67)

加藤勝信元官房長官(68)

上川陽子外相(71)

小泉進次郎元環境相(43)

河野太郎デジタル相(61)

小林鷹之前経済安保相(49)

斎藤健経産相(65)

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