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志らべのユー、次なに見る 〝絶滅危惧種〟ガンコ親父役の藤竜也は凄い、麻生久美子演じる出戻りの娘さんのお父さんという設定 映画「高野豆腐店の春」

zakzak by夕刊フジ / 2024年9月28日 10時0分

©2023「高野豆腐店の春」製作委員会(夕刊フジ)

藤竜也という役者は、世代によって違うんでしょうけど、大島渚監督の「愛のコリーダ」の印象が強いのかもしれません。ただ、「愛のコリーダ」公開時に1歳だった私としては、芦川いづみと結婚した人、というイメージが強いんですよね。

川島雄三監督の作品を多く見てきた私としては、芦川いづみは童顔ですごく可愛らしい印象があるのです。そんな人がまだそこまで有名でもなかった年下の藤竜也と結婚したということに妙に好奇心が湧いてしまうんですよね。いや、藤竜也に嫉妬しているのかな?

U―NEXTで配信が始まったばかりの映画「高野豆腐店の春」は、藤竜也が主演ということで見ました。

尾道の街の一角に店を構える〝高野豆腐店〟。父の辰雄と娘の春は、こだわりの大豆から美味しい豆腐を二人三脚で作っています。ある日、心臓の具合が良くないことを医師に告げられた辰雄は、出戻りの春のことを心配して、本人には内緒でお見合いの作戦を企てるのですが…。

お分かりかと思いますが、藤竜也はガンコ親父を演じています。ガンコ親父なんて人は絶滅危惧種で、今、20~30代の娘さんを持つお父さんにはいないでしょう。ですから、麻生久美子演じる出戻りの娘さんのお父さんという設定でガンコ親父・藤竜也が生きてくるわけです。

そして、私は何の情報もなく見たのですが、「この商店街、尾道っぽいなあ」と思ったらまさしく尾道なのです。私、一度しか行ったことないのですが、大林宣彦監督の作品を多数見ている身としてはたまらない風景がたくさん出てきます。

そして、見ながら「似ているなあ」と思っていたら、同業の落語家・桂やまと師匠が出ています。実に地味な見た目ながら、地味さが際立っていて、すごく役に合っているのです。話のキーとなる役どころだけに良かったですねー。

今さらながら思いましたね。やっぱり芦川いづみが選んだ藤竜也は凄いね。当たり前か! (立川志らべ)

※配信は予告なく終了している場合もあります

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