今日から始める10万円株 「システナ」は唯一10万円未満で買える累進高配当銘柄 ソフト開発の支援や運用・保守が主力
zakzak by夕刊フジ / 2024年7月25日 15時30分
日本株市場の乱高下が続いている。短期投資家が右往左往しそうな昨今の相場だが、長期投資家にとっては株式市場の大幅安は、絶好の仕込み場。特に、配当狙いの投資家にとっては、銘柄を買い増すチャンスだ。
そこで、今回は配当に着目した10万円株を紹介していきたい。
プライム市場の「システナ」(2317)は、ソフト開発の支援や運用・保守が主力の会社。同社は、「日経累進高配当株価指数」の採用銘柄でもある。
累進高配当株とは、配当金の水準を毎年引き上げていく、もしくはその水準を維持する配当政策を打ち出している銘柄のこと。仮に利益が減少した場合でも、原則、減配しないことから長期投資に向いているとされる。
22日現在、同指数の構成銘柄数は30銘柄だが、10万円未満で買えるのはシステナだけである。
株価(22日)は343円と3万円台で投資可能。配当利回りは、3・50%と魅力的だ。
プライム市場の「スカラ」(4845)は、企業向けのサイト支援サービスなどを展開する会社。足元の業績は赤字が続いているが、2025年6月期は赤字幅も縮小しそうだ。8月14日に24年6月期の決算発表を控えており、今期の会社計画に期待がかかる。
同社は、連続増配企業としても知られており、過去13年に渡り、連続増配を実施している。株価は22日に年初来安値の656円を付け、657円で取引を終えた。昨今の株価下落により、配当利回りは5・71%まで上昇している。中長期スタンスで、株価の上昇と安定的な高配当を狙っていきたい。
プライム市場の「セントケア・ホールディング」(2374)は、訪問介護や入浴など、介護サービスを展開する会社。足元の業績も良好で、25年3月期は増収増益で着地予定。同社も連続増配企業で、過去14年間にわたって増配を実施している。
株価は5月30日に年初来安値808円をつけ、そこからリバウンドを開始し、22日には881円で取引を終えた。配当利回りは3・06%。日足チャート的にも投資妙味が高まっており、年初来高値の1024円も視野に入ってきた。8万円台で買える。 (三枝裕介)
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