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巨人、助っ人スカウトが5年ぶり首位ターンの立役者 〝緊急補強〟エリ&バルの活躍にチーム関係者「今年のMVPは国際スカウト部」

zakzak by夕刊フジ / 2024年7月22日 11時45分

巨人・阿部慎之助監督(夕刊フジ)

巨人は21日の中日戦(バンテリンドーム)で2連勝。貯金を今季最多「8」とし、優勝した2019年以来5年ぶりの首位ターンを決めた。阿部慎之助監督(45)の就任1年目からセ・リーグ全5球団に勝ち越す大健闘は、2大弱点を埋めてくれた〝緊急補強〟の助っ人コンビを抜きに語れない。

「エリがいなかったと思うとゾッとする」。チーム関係者がそう口をそろえる救世主が、6月末から合流したエリエ・ヘルナンデス外野手(30)だ。米大リーグ通算178発の新助っ人砲、オドーアの開幕前の電撃退団を受けて急きょ、メジャー経験が2022年の14試合のみの苦労人を見繕ったが、打線の懸案だった「3番・中堅」に見事定着。この日も6回に右犠飛で中押し、1安打もマークして打率・319、6本塁打、22打点の活躍ぶりだ。

もう一人、球団関係者が「頭が上がらない」と最敬礼するのが、アルベルト・バルドナード投手(31)だ。こちらもマイナー暮らしから昨季途中に加入し、勝ちパターン継投に定着した。2年目の今季は、大勢投手(25)が故障離脱すると、代わって抑えに回り9セーブ。しかも6月末に大勢が復帰すると、文句一つ言わず8回に持ち場を戻し、その真摯な姿勢も絶賛されている。

阿部慎之助監督(45)が「バル(バルドナード)で何試合も勝ってるから」と絶大な信頼を置き、大勢が「バルのアニキ」と慕う好漢は、「いかにチームの先発に勝ちを付けるか。それだけを考えている」と仕事人らしく静かに語る。

吉村編成本部長兼国際部長の引きの強さ

チーム内では早くも、「今年のMVPは国際スカウト部だよ。エリ(ヘルナンデスの愛称)を連れてきて、バルを残留させただけでどれだけチームが助かったか」との声が上がる。ただでさえ成功率が低いとされる、シーズン途中の助っ人補強で投打の核を確保。国際部長を兼任する吉村禎章編成本部長(61)の引きの強さが脚光を浴びるのも納得だ。 (片岡将)

中日―巨人16回戦(巨人8勝7敗1分、13時30分、バンテリンドームナゴヤ、3万6299人)

巨人 000022000-4

中日 000001000-1

(勝) 菅野14試合8勝2敗

(S) 大勢20試合1勝1敗14S

〔敗〕 松葉11試合3勝4敗

(本) 若林1号②(松葉)、中田4号①(菅野)

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