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SPORTS BAR 松山英樹、山下美夢有…海外で日の丸背負う戦いは続く 五輪でなくても日本人のアイデンティティー秘める選手たち、朗報を祈りたい

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月14日 6時30分

4年に1度のスポーツの祭典、パリ五輪が幕を閉じた。日本は金20、銀12、銅13のメダルラッシュに沸き、日本中を歓喜させた。スポーツが持つ力である。祭りの後の空虚感が心配だが、日の丸を背負った海外アスリートの戦いはまだまだ続く。

五輪閉幕日と重なった11日(日本時間12日)、米男子ゴルフ「ウインダム選手権」最終日に久常涼(21)が自己最高位の3位タイ。年間ポイントランキングは83位まで上がる見込みで、来季シード権(125位以内)を確定させた。松山英樹(32)頼りの日本勢だが、ツアールーキーが最高峰の舞台で2年連続出場権を確保したのはグッドニュースである。

パリで銅メダルに輝いたトップランナーの松山は、年間王者を決めるプレーオフシリーズ3連戦に臨む。初戦は年間上位ランク70位以内のエリート選手が出場する、今週15日開幕の「フェデックスセントジュード選手権」。22日開幕の2戦目「BMW選手権」では50選手に絞られ、29日開幕の最終戦「ツアー選手権」は上位30選手の戦い。年間王者のビッグボーナスは2500万ドル(約36億7500万円)である。

松山は昨年、首痛や背中痛などに悩まされ、10年連続となるプレーオフ最終戦は欠場を余儀なくされた。今年は2月「ザ・ジェネシス招待」で1勝を挙げ、年間ランクは8位と最終戦の出場圏内にいる。体調も万全で五輪で銅メダルに輝いた。しかも「隣に金メダルをかけている人がいるので、うれしい半面、悔しい」と負けず嫌いな性格が出た。戦闘モードになっているのがいい。

女子の戦いも佳境に入った。来週22日に開幕する「AIG全英女子オープン」(英セントアンドルーズ・オールドコース)。パリでは4位に甘んじた山下美夢有、今季全米女子オープンで2勝目を挙げた笹生優花、エビアン選手権を勝った古江彩佳のメジャーチャンピオン、2019年全英女子オープン覇者の渋野日向子ら11選手が出場を予定している。

海外で戦う選手たちは「日本の代表なんだっていう意識はあります」と口をそろえる。だから、エビアンで優勝した古江は君が代が流れると、日の丸に身を包んで涙をにじませた。五輪でなくても日本人としてのアイデンティティーを胸に秘める。パリの後、日の丸アスリートの朗報が届くことを祈りたい。スポーツの力は続く―。 (産経新聞特別記者)

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