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2024年秋・衆院選 東京24区八王子 〝どぶ板〟萩生田光一氏VS立民・有田芳生氏 熾烈な〝場外戦〟辻元氏「出場停止」猛批判 昭恵夫人、高市氏が現地入り

zakzak by夕刊フジ / 2024年10月19日 15時10分

有田氏(中央)の応援に駆けつけた辻元氏=16日、八王子市(夕刊フジ)

東京24区ルポ

衆院選(27日投開票)で自民党の逆風を象徴する選挙区が東京24区(八王子市)だ。政治資金収支報告書の不記載で党役職停止1年の処分を受け、非公認で出馬した萩生田光一元党政調会長(61)がどぶ板選挙を続ける。これに対し、立憲民主党の元参院議員でジャーナリストの有田芳生氏(72)は「裏金政治」を猛批判している。 (丸山汎)

17日夕方、萩生田氏が行ったJR八王子駅北口での演説には約1200人の聴衆が詰めかけた。萩生田氏は「いま野党の皆さんからは連日、大変な批判をいただいています。もともとの原因は私にあるのですから甘んじて受けなくては。しかし、批判の先に、八王子の将来も日本の明るい未来もありません」と声を張り上げた。

政治資金問題にも触れ、「不記載があったことは事実。しかし、言われているような事務所で裏金作りだとか、私的流用だとか、あるいは脱税だとか、そのような事実は一切ございません」と訴えた。

昭恵夫人、高市氏が現地入り「私にとってはまぶしい存在」

16日には安倍晋三元首相の昭恵夫人が激励に訪れた。17日には高市早苗前経済安保相が応援に駆けつけ、「萩生田光一という政治家は何をやっても結果を出す。私にとってはまぶしい存在」と述べた。

「恥を知れ」

演説を聞いた70代の主婦は「実績を残してきた人。裏金なんて私は心配していない」と話す。だが、会場周辺では「ウラ金 2728万円 萩生田」と大書されたメッセージを掲げて「恥を知れ!」と抗議する男性に対し、支持者が「帰れ!」と連呼する〝場外戦〟も繰り広げられた。

街頭演説には多くの聴衆が集まったが、萩生田陣営では「高市さんの人気もある。苦戦は事実で、今回は街頭で訴えてもシラーっとした空気が流れることも少なくない。ただ、話せば分かっていただける。市内で1日十数カ所のスポット演説をひたすら繰り返しています」と明かす。

有田氏「インチキ」 辻元氏「出場停止」猛批判

一方、批判の気勢を上げるのは立憲民主党の有田氏だ。16日夜にはJR西八王子駅北口で60人ほどの支持者を集め、「インチキ政治、裏金政治がまだまかり通っている。そういう政治を変えなければいけない」と力を込めた。

続いて立民の辻元清美代表代行(64)がマイクを握り、「子供たちの教育をつかさどる文科相を務めていた人が、なぜ加計学園のときにも、統一教会のときにも、裏金のときにも名前が出てくるのか理解不能。〝3連チャン〟で疑惑王。普通なら〝出場停止〟やないですか」と萩生田氏を猛批判した。

有田氏を支持する50代の主婦は「不正があってもいつもうやむやで説明がない」と自民党政治に怒りを込めた。

永田町関係者は「情勢は拮抗しているが、萩生田氏の事務所は背水の陣に追い込まれて、かえって初心に戻って活気付いていると聞く」と話す。有権者はどのような判断を下すのだろうか。

【東京24区】

与倉さゆり40 参政新

▼有田芳生72 立民新

畑尻文夫69 無新

浦川祐輔31 国民新

佐藤由美52 維新新

△萩生田光一61 無前

※△は「やや優勢」、▼は「やや劣勢」。夕刊フジが取材結果などをふまえ、独自に判定した。

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