〝中居ショック〟に独立タレントは戦々恐々 後ろ盾なく対処困難、個人事務所だと転落はあっという間 中居正広は休業状態に

中居が置かれた状況は他人事なのか（夕刊フジ）

女性とのトラブルが発覚し、事実上の休業状態に追い込まれているタレント、中居正広（52）だが、事態の悪化を招いたのは独立して個人事務所を立ち上げたことも影響している。何より自分が前面に立たねばならないという心的負担の大きさは言うまでもない。そして今タレントの独立が相次いでいるが、彼らの中にも不安が広がっているのだ。

一連の報道をめぐり、9日にコメントを出して事態の収束を図った中居だったが、その意に反して一向に収束する気配はない。むしろフジテレビへのCM出稿を見合わせる企業が相次ぐという事態にまで話は広がっている。

「9日のコメント内容が物議を醸したこともありますが、コメントにもあったようにトラブル自体は解決したという認識だったため、正直、この状況は中居さんにとっても想定外だったようです。コメントを出せば、収まると思っていたんでしょうね。今になって大手の後ろ盾がないことを悔やんでいるそうです」と週刊誌記者は話す。

大手芸能プロダクションの関係者はこう話す。

「やはりトラブルを回避するには、多方面への速やかな調整が必要になるため、少人数で対処しようとしてもどうしても限界がある。もともと大手からタレントが独立するとき、一番大変になるのがトラブルへの対処なんです。何と言っても、こうしたことは経験と人脈がものをいいますから。大手にはそのノウハウがあります」

中居のケースは、独立したタレントにとって、決して対岸の火事ではない。騒動の大きさは違えど、いつ何時、自分たちも渦中に置かれるか分からないのだ。

「独立したタレントの中には〝中居ショック〟が広がっていますよ。中居さんほどの大物タレントですら、個人事務所だと転落はあっという間だという恐怖が広がっています。SNSの環境が整ったことで、タレントの活動範囲も広がり、独立がしやすくなったと言われていますが、逆に危険も増えている。独立するときは、まず身辺をきれいにしておくことは言うまでもなく、信用できる弁護士とスタッフを確保しておくことも当たり前のことです。とにかくある程度の経験を持った人をそろえておくことですね」と先の芸能プロダクション関係者は話す。