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南野陽子 私が歩いてきた道 意欲的に音楽活動続ける南野陽子 「ザ・ベストテン」の衛星生中継で歌唱、心寄せるカンボジアとはいまも懸け橋に

zakzak by夕刊フジ / 2024年6月29日 15時0分

元号が平成に代わった1989年、「ザ・ベストテン」(TBS系)は9月で12年の歴史に幕を下ろした。この年、南野陽子は2曲がランクイン。春先にリリースした「涙はどこへいったの」は、日本テレビの仕事で滞在中だったカンボジアやタイからの衛星生中継で歌唱したこともある。

「今と違って衛星中継が大変な時代。日本からの映像は届かないので、音声だけで司会の黒柳徹子さんたちと会話をして、そのあとはラジカセで伴奏を聴きながら歌いました。トラブルもなく無事に中継できてホッとした記憶があります」

当時のカンボジアは政情不安で命を落とす子供も多かったが、南野はその後もカンボジアに心を寄せ、昨年は「日・カンボジア友好関係70周年」の親善大使を委嘱されたばかりか、自身が作詞を手がけた「明日への虹」を発表するなど、両国の懸け橋となる活動を続けている。

「ザ・ベストテン」最後のランキング曲となった「トラブル・メーカー」は22歳になったナンノが初めて作詞をした作品で、ボディコン風のスーツ姿が話題となった。

「神戸時代の同級生は『JJ』や『CanCam』など、いわゆる赤文字雑誌に出てくる女子大生ファッションをしていましたから、それに寄せた衣装と髪形でした。若い方が今観たら平野ノラさんを連想するかもしれませんね(笑)。当時の私は〝等身大〟がテーマで、4日ほど休みができたときは地元のカフェでアルバイトをしたこともありました」

南野は92年以降、俳優業に専念するが「ザ・ベストテン」の復刻特番には例外的に複数回出演。それだけ番組への思い入れがあったのだろう。近年は新曲のリリースなど音楽活動も意欲的に展開しており、7月に開催するライブは12公演のチケットが即完売するほどの人気を集めている。

「今回のBOXセットは最新技術で高画質化されていて音もクリア。歌番組がキラキラしていた時代がよみがえって感動しました。当時を知る方はもちろん、平成生まれの方にも楽しんでいただけると思います。手前味噌ですが、いい曲がたくさんありますので、映像をごらんになった後、ライブにも足を運んでいただけたらうれしいですね」 =おわり

(濱口英樹)

■南野陽子(みなみの・ようこ) 歌手、女優。1967年6月23日生まれ。兵庫県出身。85年「恥ずかしすぎて」でデビュー。主演ドラマ「スケバン刑事Ⅱ」で注目され、歌手、女優として多方面で活躍。「楽園のDoor」以降、通算9作のシングルがチャート1位を獲得した。「ザ・ベストテン」(TBS系)への出演シーンを網羅したブルーレイ3枚組BOX「南野陽子ザ・ベストテンコレクション」=写真=が26日発売。本人が語る全出演回のエピソードを掲載したインタビューブックが付属する。

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