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西武チーム打率が〝史上最低〟水準、次戦にも1割台に 渡辺監督代行は投高打低を「持論が現実に」説くも…別次元の低さ

zakzak by夕刊フジ / 2024年6月27日 13時51分

投高打低時代の到来を数十年前から予期していたという渡辺監督代行だが、打開策はいまだ見つからず=26日、県営大宮公園野球場(夕刊フジ)

西武は26日の日本ハム戦(大宮)で延長12回まで4安打しか打てず今季初の引き分け。チーム打率は今季最低を更新し、ついにプロ野球ワースト記録を下回った。

打線の起爆剤として巨人から加入した松原聖弥外野手(29)が「1番・右翼」で初出場も、貧打が伝染したかのように6打数無安打。得点シーンは2回に2四球から適時失策と二ゴロの間に挙げた2点だけで、渡辺監督代行は「もう少しうまく得点できればいいけど、安打がなかなか出なかった」と振り返った。

前日25日に指揮官は、プロ野球全体が投高打低に進む現状を「何十年も前からの持論が現実になってきた」と分析。「野球は圧倒的に投手が有利。いろんな球を投げるのを細いバットで芯に当てるのは大変。9人が束になって投手をつぶしにかからないと勝てない。最近はまさにそうなっている」と説き、2割台の首位打者も「十分あり得るよ」と予想していた。

ただ、いかに打者受難の時代とはいえ、年間100敗ペースで最下位を独走する西武はチーム打率からして別次元だ。68試合を消化したこの日は・20054までダウン。1962年国鉄(現ヤクルト)の史上最低記録・20095をも下回り、次戦にも1割台に突入する。 (塚沢健太郎)

西武―日本ハム9回戦(4勝4敗1分、18時、大宮公園、1万7903人)

日本ハム 200000000000-2

西武 020000000000-2

(延長十二回規定により引き分け)

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