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巨人・坂本勇人が復調に手応え 元コーチ、オイシックス・橋上監督が太鼓判「3打席目が私の知っている坂本勇人だった」

zakzak by夕刊フジ / 2024年7月10日 13時54分

オイシックス・橋上秀樹監督(夕刊フジ)

打撃不振で6月下旬に2軍落ちした巨人・坂本勇人内野手(35)が9日、イースタン・リーグのオイシックス戦(ジャイアンツ球場)で降格後の初実戦に出場。2打数無安打ながら復調への手応えをつかんだ。敵軍ベンチからは元巨人コーチのオイシックス・橋上秀樹監督(58)が岐路を迎えた天才打者をつぶさに観察していた。

「2番・DH」で先発した坂本だったが1、2打席目はともに変化球を捉えきれず平凡な中飛、左飛に終わった。だが、5回2死一、二塁の第3打席はカウント2―1からの内角スライダーを強振。左翼方向へのファウルとなったが、好調時を思わせる強烈なライナーだった。この打席は四球を選び、「打席に入るともう少しこうした方がいいかなとか考える。1、2打席目より3打席目の方がいいイメージで入れていた。結果というよりは打席に立っている感じが自分の中で良かった」とうなずいた。

三塁側ベンチから見た橋上監督も3打席目に復調の兆しを見たという。

「最初の2打席と、3打席目はわずかにフォームを変えていたように思う。それがしっくり来ているようにも感じた。3打席目が私の知っている坂本勇人だった。明らかにトップの位置が深かったんです。だからレフト方向に強いファウルが打てた。あとほんのわずかなところ」と看破。

12―14年に巨人で戦略コーチ、打撃コーチを務め、13年には日本代表でともに戦った橋上監督は試合前、坂本に助言。「年齢によって衰える部分はどうしても出てくる。それを補えるのは経験と、それに基づく読み。絶対にカバーできるよ」と伝えたという。

橋上監督は「30代後半でも活躍できた選手はもれなく身体能力を経験でカバーしていた。今のプロ野球で、誰よりもそれができるのが勇人だからね」と太鼓判。坂本自身も「そういう風に思ってやってます。明日(10日)も打席に立てるんで、何かいい感じのイメージを持って1軍に上がれたら」と意欲的だ。

巨人はこの日、広島戦(マツダ)に競り勝ち6月6日以来の首位浮上。坂本は早ければ12日のDeNA戦(東京ドーム)からの再昇格が見込まれるが、本当の姿を取り戻し、1軍に舞い戻るカウントダウンが始まっている。 (片岡将)

■広島―巨人13回戦(巨人6勝5敗2分、18時、マツダスタジアム、2万6907人)

巨 人000300020-5

広 島001001100-3

(勝) 高梨28試合3勝1敗

(S) 大勢15試合1敗10S

〔敗〕 島内38試合6勝6敗

(本) 岡本和15号③(森下)

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