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石破政権に〝怒り〟直撃! 衆院選、与党大物相次ぐ落選…裏金議員以外にも飛び火 「非公認」下村氏、自民・丸川氏、公明も手痛いダメージ

zakzak by夕刊フジ / 2024年10月28日 11時28分

現職閣僚2人も

石破茂政権への国民の怒りが、自民、公明両党を直撃した。自民では、党派閥裏金事件で処分を受けた閣僚経験者や旧派閥幹部に加え、現職閣僚2人も落選という厳しい結果が突きつけられた。「政治とカネ」問題だけでなく、政策面の「変節」「トーンダウン」が目立った石破政権への失望は、連立を組む公明にも向かった。トップの石井啓一代表(66)=埼玉14区=を含めて小選挙区候補11人中7人が落選という憂き目に見舞われた。

「非公認」下村氏信頼取り戻せず

「信頼を取り戻すべく連日訴えたが、力が及ばなかった」

裏金事件で選挙直前に自民執行部から「非公認」を受け、無所属での立候補となった下村博文元文科相(70)=東京11区=は27日夜、東京都板橋区の選挙事務所で、こう述べて頭を下げた。

東京都議を経て、衆院選で連続9回当選を続けていた下村氏は、文科相や党政調会長を歴任した実力者だったが、逆風をはね返せなかった。

非公認となった10人のうち、旧安倍派の有力者「5人組」の一人、高木毅元党国対委員長(68)=福井2区=も涙をのんだ。

党の公認を得たものの裏金事件で、比例代表との重複立候補は認められなかった候補も厳しい結果となった。

自民・丸川氏「おわび行脚」実らず

参院からくら替え出馬した丸川珠代元五輪相(53)=東京7区=は選挙期間中、街頭で「おわび行脚」を繰り返したが、支持を得られなかった。「力不足。これまでの活動でご理解いただけなかった」と語り、「言葉の限りを尽くして説明したつもりだが、信頼を得るに至らなかった」と敗因を分析した。

旧二階派の事務総長を務めた武田良太元総務相(56)=福岡11区=は厳しい情勢を受けて、どぶ板選挙に徹するも功を奏さなかった。28日午前0時ごろ、事務所で支援者らを前に「大変逆風の苦しい選挙だった。原因は全て私にある。本当に申し訳なく思っている」と頭を下げた。

裏金事件に関係した議員以外の自民候補にも、厳しい審判が下った。

石破内閣で初入閣した牧原秀樹法相(53)=埼玉5区=は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)関連のイベントに本人や秘書が出席していたことが発覚して伸び悩み、立憲民主党の枝野幸男元代表(60)に敗れ、比例復活もできず落選した。石破政権の現職閣僚では、小里泰弘農水相(66)=鹿児島3区=も小選挙区で敗退し、比例復活も果たせなかった。

公明・石井代表含め11人中7人落選

公明は、手痛いダメージを負った。

小選挙区候補はいずれも比例代表との重複立候補をしていなかったため、代表の石井氏や、佐藤茂樹副代表(65)=大阪3区=ら7人が落選した。公明代表の落選は2009年の太田昭宏氏以来で、目標としていた全員当選には遠く及ばない結果となった。石井氏はラジオ番組で、責任について「最終的な結果を見て判断したい」と述べた。

公明にとっては、選挙戦最終盤での自民のスキャンダルが痛手となった。23日、自民党本部から非公認候補が代表を務める党支部に2000万円を支給していた問題が報じられ、野党は「裏公認」「偽装非公認」と批判を強めた。公明の西田実仁幹事長は「2000万円問題がダメ押しになった」と語った。

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