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株式フジ 狙いは「急落後すぐに株価水準を回復」「全体相場下落の中で逆行高」した銘柄 筆頭は株価上昇継続「ハローキティ」の「サンリオ」

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月16日 11時0分

様子見姿勢続く

8月5日に起きた「令和のブラックマンデー」(日経平均4451円安)の恐怖から、そう簡単に抜け出せるものではありません。すでに日経平均は安値3万1458円から1割超値を戻していますが、それでも「また大きく下がるのではないか?」「そもそも株式市場は下落トレンド入りではないか?」という懐疑が根強くあります。

一部では「安値を買った投資家もいる」のようなことも言われますが、個人投資家は間違いなく様子見姿勢を続けています。ショック安のマクロ経済への影響が限定的であっても、米経済指標が想定外に良いものであっても、日銀首脳が追加利上げを否定したとしても、あの急落を経験したことで、再び株式投資に手を出すのはまだ怖い段階です。

先週の当欄でも「安易に買いを入れるべきではない」としたうえで、打診買いとして需給不安が少ない新規公開株、短時間仕事紹介の「タイミー(215A)」、フィットネスクラブ運営の「フィットイージー(212A)」を取り上げました。

この2銘柄はその後、急反発の動きとなり、結果をもたらしました。上場から間がなく、保有している投資家が少ないことから、売りが少ない=大きく売られにくい、という狙い目はまずは成功ということになります。

ここからも、やはり需給の良さを中心に銘柄をピックアップすべきだと思います。その際、「全体相場下落の中で逆行高となった銘柄」、さらに「急落したもののすぐに株価水準を回復した銘柄」に目をつけたいと思います。株価の動きが示すように、売る投資家よりもその銘柄を買う投資家の方が各段に多いことを株価の動きが示している銘柄です。

筆頭は「ハローキティ」などのキャラクター商品で知られる「サンリオ(8136)」でしょう。急落直前に2025年3月期の業績予想と配当予想を上方修正して好感されたことで、全体相場の急落にほとんど巻き込まれないまま株価上昇を継続しています。

このほか、映画・テレビ・配信向けアニメ制作主力の「IGポート(3791)」、携帯端末向けコンテンツ配信のほかヘルスケア事業も手がける「エムティーアイ(9438)」が業績上方修正や四半期黒字転換を背景として(短期間の下落を埋め)上伸しています。

これらの銘柄の動きから、株価の急回復には「好業績」が必要条件ということは、ほぼ間違いありません。銘柄選択の原点である「好業績株」から手がけていきましょう。 (株式ジャーナリスト・天海源一郎)

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