SPORTS BAR 新女王・竹田麗央、驚異の数値と強さの秘密は〝自己判断〟クラブ選択・打ち方・ラインも…己を高める最大の手段に
zakzak by夕刊フジ / 2024年10月4日 6時30分
「ソニー日本女子プロ選手権」(沖縄)に続き、前週「日本女子オープン」(茨城)で年間〝メジャー2冠〟、今季初優勝から7勝目を挙げた女子ゴルフの竹田麗央、21歳はまさに「新女王」である。
強さはスタッツにも明らか。今季24戦、71ラウンドで60台のスコアは40回、平均スコアは69・2793、平均バーディー数は4・2394、パーブレーク率(バーディーかそれより良いスコアで回る)は24・1002%といずれも1位だ。
フェアウエーキープ率は59・6579%で78位と下位だが、パーオン率は76・5258%とトップ。前週最終日でも魅せた。7番(パー4)は421ヤード、2人に1人がボギーという最難関ホール。竹田は右の深いラフからの2打目、ピンまで180ヤードを6Iで振り抜いてピン奥に乗せた。たとえ曲げても力強いショットでグリーンに乗せる。「男性並みのパワー、女子では図抜けている」と評論家諸氏が口をそろえる。
負けず嫌い
それでも〝不満〟な竹田がいた。ドライビングディスタンスが葭葉ルミの262・88、穴井詩の262・81に続く3位の262・23ヤードで、「なんとか1位にしたい」と。前週も何度も280ヤード級を見せていた。奪首力は十分にはある。スイングの強さはティーチングプロでもある母・哲子さんの教え、「とにかく振り切りなさい」という思い切りの良さが礎である。
そういえば竹田は4月2日生まれ、同学年では一番〝年上〟になる。だから「幼稚園のときから体も大きかったし、何でも一番でなきゃ気が済まないって思っていたみたい」と母は言った。幼き頃より相当の負けず嫌いだったようだ。
メンタルの成長もあった。前週最終日の最終18番では、ティーショットでアドレスを解き仕切り直し。「(ギャラリーの中に)電話をされている方がいて。12番でも同じことがあって、そのまま打ったらミスした。それがあったので…」と。その後のショットは完璧だった。
自己判断を重視するのも強みである。多くの女子プロはキャディーと相談しながらプレーするが、竹田はアプローチのクラブ選択、打ち方、パッティングのライン読みなど全て自分で決める。「優柔不断なので、人の意見を聞くと迷うから」と。人から与えられるのでなく、自分で考える。考えることは己を高める最大の手段という。他人頼りはとかく身につかないのは世の道理である。21歳、強さの秘密である。 (産経新聞特別記者)
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