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「批判も全然平気です」阪神・藤川球児新監督が〝火の玉節〟を披露 岡田イズム継承、打倒巨人 背番号は現役時代と同じ「22」に

zakzak by夕刊フジ / 2024年10月16日 13時47分

阪神の第36代監督に決まった藤川球児氏(44)=球団本部付スペシャルアシスタント=が15日、大阪市内のホテルで就任会見。年俸8000万円(推定)の3年契約で、背番号は日米通算245セーブの〝火の玉守護神〟時代と同じ「22」に決まった。所信表明では阪神愛、恩師である岡田彰布前監督(66)のイズム継承、打倒巨人など熱弁を振るい、球界トレンドの真逆をいく指導者経験がない指揮官との指摘には「全く僕に関係ないこと。批判されるのも全然平気です!」と満面の笑みでタンカを切ってみせた。 (岩﨑正範)

会見に同席した杉山オーナーは「藤川さんであれば、今のタイガースを必ずや優勝に導いてくださると考えたから」と就任を要請した理由を明かしたが、早々からのV奪回指令も新監督にすれば百も承知だ。

「決断した理由は特にない。僕も18歳で阪神に入ってここまで、自分の下す決断というのに少しずつ自信を持てるようになった。どんな道を選んでもおそらく正解にできるんじゃないか、と。うまくいかないことがあるとか周囲は言うかもしれないけど、僕はどちらにしても大丈夫。(就任を受諾した)自分の決断に間違いはないと思ってる。運命に従うだけ」と現役時代同様、〝火の玉節〟を披露した。

一時はクビ寸前だった若き日の自分を一流選手に育て上げてくれた岡田前監督には、この日の会見前に電話で報告。「頑張れよ。またすぐ(球場に)いくから」とエールを送られたといい、「ご指導お願いしますと言いました。タイガースは岡田監督と言っても過言ではない。岡田監督のもとで鍛えられたコーチもいますので、教えを乞うて頑張っていきたい」などと感謝を交え、岡田イズムの継承を約束した。

球団初のリーグ連覇を阻まれた宿敵、巨人に対して「当然勝ちにいく。選手の皆も思っているし、頑張らないといけない」と対抗心を燃やすなど、意気盛んな青年指揮官に対して冷や水を浴びせるような手厳しい質問も。今季のセ、パ各リーグを制した巨人・阿部監督、ソフトバンク・小久保監督を始め、2軍監督を経てから1軍の指揮官に昇格するのが日本球界のトレンドだ。

藤川監督はコーチ経験すらないまま重責を担うことになったが、本人は「全く僕には関係ないこと」ときっぱり。「僕がやること、当事者意識だから自分が何をするかしか考えていない。阪神に入った以上、中のことを考えてやるだけで、それ以外の声と言うのは皆さんのご興味なんで…。そういう(危ぶむ)思いも(自分は)楽しんだらいいかなと。自由なので」と不安視を一蹴した。

また、人気球団の宿命として近年でも金本知憲氏、矢野燿大氏ら功労ある一流選手であれ、監督として結果がでなければファンの容赦ない批判にさらされたが、「いいんじゃないですか。僕は全然平気です」と意に介さず。「一過性でもあるし、大した話ではない。批判も歓迎? まあ好きなところです(笑)。でも、僕はそういうことを書かれているときは、おそらく次のことへ向かっているから。そんなところで止まっている必要はないんですよ」と、これまた〝火の玉ストレート〟で応酬した。

岡田前監督はまな弟子の後任決定を歓迎したものの、一方でOBからは続投論が渦巻いていたのも事実。新監督のお手並み拝見とばかりに厳しい視線が注がれること必至だが、この調子なら逆境にも屈しないだろう。今後は大山らFA資格者への対応、ドラフトなど、さっそくやることいっぱいの新生・藤川阪神。その行方やいかに―。

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