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植木通彦 ちょっといい話 大みそかに優勝戦制した遠藤エミ、表彰式翌日から始動 今年はプレミアムGⅠも新設〝韋駄天女子〟の走りにご期待を

zakzak by夕刊フジ / 2025年1月16日 6時30分

クイーンズクライマックスを優勝し表彰される遠藤選手(夕刊フジ)

正月特別レースを全国24レース場でお楽しみいただいたと思います。私の出身地・北九州市のボートレース若松・植木通彦記念館でも正月飾りでお迎えしました。ご来場ありがとうございます。

ボートレーサーたちは昨年目標を達成できた者も実力発揮できなかった者も反省や新たな目標を胸に元旦からレースに取り組んでいます。昨年大みそかにプレミアムGⅠクイーンズクライマックスを制覇した遠藤エミ選手も例外ではありません。感動の表彰式の翌日から始動しています。その優勝戦を振り返り女子レーサーの活躍を展望します。

優勝ティアラ争奪の優出メンバーは次の通り。

①遠藤エミ(滋賀)女子初のSG覇者でグランプリ出場も果たしたスーパースター。

②渡邉優美(福岡)実力は十分だが地元福岡開催でチャンスを逃した雪辱戦。難しい2コースをどう克服するか。

③細川裕子(愛知)今開催地の期待を背負い素晴らしいまくりで優出。

④三浦永理(静岡)昨年コンスタントに活躍してリズム最高。

⑤海野ゆかり(広島)優出を決めた遠藤選手を差したレースは記憶に残る。

⑥平山智加(香川)モーター仕上がりは順調。大外枠をどう克服するか。

この豪華メンバーで行われた女子の頂点が決まるレース。結果は1コースから遠藤エミ選手が完璧な逃げを決め、自身2度目の優勝を果たしました。しかし、簡単ではありませんでした。1枠でモーターも仕上がり期待も大きいが想像を超える重圧が襲いかかったと思います。

6人はスタートをしっかり決め注目の1周1マークへ。3コースの細川選手が全力のまくりで遠藤選手に迫ります。そのまくりに乗って最内を冷静に差したのが三浦選手。前を航走する引き波を乗り越えるときに衝撃がありバランスを崩しやすくなるので高度なテクニックが求められます。三浦選手は優勝には届きませんでしたがさすがでした。ハイレベルな1マークの攻防に渡邉、海野、平山の3レーサーは食い込むことができません。それだけ女子全体のレベルは確実にアップしています。

そんなレベルアップした女子に今年はプレミアムGⅠが新設されます。2月19日から24日まで静岡・ボートレース浜名湖で「第1回スピードクイーンメモリアル」が開催され24レース場で3周回のレースタイムの最速レーサーたちが勢ぞろいします。

韋駄天女子の走りにぜひご期待ください!

■植木通彦(うえき・みちひこ) 1968年4月26日福岡県生まれ。福岡県立博多青松高校卒。86年11月デビュー。2007年7月の引退までSG優勝10回を含む74回の優勝、公営競技初の年間獲得賞金2億円を達成したボートレース界のレジェンド。2018年、初代ボートレースアンバサダーに就任。テレビ『BOAT RACEプレミア』他、ネット放送、イベント、講演会で活躍中。『植木通彦オフィシャルブログ』(二次元コード)でも発信。

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