ぴいぷる 吉本新喜劇・島田珠代 笑いは心を元気にする薬 デビューを経て結婚や子育てまですべてをさらけ出す…初のエッセー発売中
zakzak by夕刊フジ / 2024年10月11日 11時0分
17歳で吉本入りし、心斎橋筋2丁目劇場などに立つようになる。しかし、プロになると、今まで感じなかった思いにとらわれることになる。
「毎週新ネタを2本用意しなくてはならず、学校でもずっとネタを書いてて。友達が応援してくれる分、つらくて。いつも〝4時です〟のセットの隅で泣いていました」
1989年には新喜劇の再生を図った「新喜劇やめよっカナ?キャンペーン」に伴い、主戦場を新喜劇に移す。
「それまで2丁目劇場で受けていたものが、NGKではまったく受けない。これも随分つらかった。そんな時、(浅香)あき恵姉さんから、三枚目なら逆にかわいいほうがいいとアドバイスされて、舞台でやってみると『気持ち悪い』と大受けなんです。感謝ばかりです。でも、どうやら姉さんの思っていたかわいいは、違うイメージだったみたいですが…」
65周年を迎え、〝世界一の劇団〟と思ってやまない新喜劇の舞台でかれこれ35年。すっかりベテランの域だ。それでも公演前は毎回、緊張するという。
「ずっとやってるのにね(笑)。4回公演なら4回とも緊張しちゃう。ただ、緊張していない舞台はスベるというか、手応えがないんです。私、よく後輩から、姉さんは舞台前は三角座りしてジーっとしてて暗いといわれるんですが、それは頭の中でシミュレーションしてるんです。そのうちに初舞台のようにドキドキしてきて。だから毎回動きも違うんです」
舞台上で、跳ね回る彼女の動きにつっこむ側が思わず吹き出すことがある。それは予定調和でない動きだからだ。
彼女にとって「笑い」とはいったい何だろう。
「うーん、難しいな。私の舞台をみて、自殺をやめましたとか手紙をいただくことも多くて。そう思うと、笑いは心を元気にする薬だと思うんです。うん、そうだ。みんなが元気になってくれたら、それでいいかな」
■島田珠代(しまだ・たまよ) 喜劇女優。1970年5月10日生まれ、54歳。大阪府出身。高校在学中に「4時ですよーだ」の素人参加コーナーに出演したのがきっかけで、17歳で吉本興業入り。89年から、吉本新喜劇に移り、「パンティーテックス」「男なんてシャボン玉」など唯一無二のギャグと独創的な動きで、長きにわたって新喜劇を支える看板役者として活躍している。今年65周年を迎えた吉本新喜劇の記念ツアーの〝顔〟としてメインキャラクターに選ばれた。
(ペン・福田哲士/カメラ・三尾郁恵)
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