1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

韓国捜査当局が大統領公邸敷地に進入、警護側は令状執行「不許可」 尹氏の身柄拘束なら初のケース 弁護団は「違法」と主張

zakzak by夕刊フジ / 2025年1月3日 11時0分

韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が宣布した「非常戒厳」について捜査している捜査機関「高位公職者犯罪捜査処(公捜処)」の当局者らは3日朝、尹氏がとどまるソウル市内の大統領公邸の敷地に立ち入り、内乱首謀などの容疑による尹氏の拘束令状の執行作業に着手した。だが、大統領府の警護部隊が令状の執行を阻止するため、建物の前に立ちふさがり、建物への進入を阻止した。大統領警護処トップは、尹錫悦大統領の拘束令状などの執行について、警護上の理由で「不許可」との判断を示した。

令状が執行され、尹氏の身柄が拘束されれば、現職大統領として初のケースとなる。公捜処は、大統領府側が令状執行の阻止に動けば公務執行妨害罪に当たると警告した。尹大統領の弁護団は、発付された拘束令状などは「違法だ」と改めて主張し、令状が執行された場合は「法的措置を取る」と表明した。

昨年12月に国会の弾劾訴追を受けて職務停止中の尹氏は公邸にとどまり、大統領としての警護を受けている。

公邸前には、尹氏の支持者らが2日から大勢集まり、弾劾や令状執行に反対するデモを夜通し繰り広げている。警察は機動隊など約3000人を周囲に配置。デモ隊や尹氏の警護要員との衝突など、万一の事態に備えている。

尹氏側はこれまで、公務、軍事上の秘密に関わる場所の捜索、物品の押収を制限する刑事訴訟法の条項を根拠に、捜査の不当性を主張してきた。だが、ソウル西部地裁は捜索令状に、今回の事案は例外だとの趣旨の文言を明記。「捜査機関の公邸接近を妨げる根拠がなくなった」(中央日報)と指摘されている。

尹氏は1日、集まった支持者らに「(インターネット中継で)皆さんが頑張る姿を見ている。一緒にこの国を守るため最後まで闘う」などとする署名入りメッセージを出し「抵抗を呼びかける扇動だ」との批判も出た。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください