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南野陽子 私が歩いてきた道 卒業式の「はかま姿」普及に貢献し表彰も 南野陽子が主演映画で主題歌、87年の「はいからさんが通る」で強烈な印象

zakzak by夕刊フジ / 2024年6月27日 15時30分

「ザ・ベストテンコレクション」(夕刊フジ)

デビュー3年目を迎えた1987年、南野陽子は徐々にセルフプロデュース力を発揮。本人の強い希望でシングルA面になった「話しかけたかった」は「ザ・ベストテン」(TBS系)で自身初の1位を獲得する。

「それまで『スケバン刑事』(フジテレビ系)のイメージに寄せたマイナー調の作品が続いていたので、そろそろ笑顔で明るく歌える曲がいいなと。『ベストテン』で1位になったときは学生服姿のダンサーさんたちが私と同じ振り付けで踊ってくださったのがうれしかったですね」

トップアイドルとして多忙を極めていた当時の南野は移動中の車内で振り付けを考えたという。

「後部席の左側が定位置でしたから、右手でできるものを考えていました。あとは首をかしげたり、ふくれっ面をしたり、表情で見せることが多かったんですけど、自分の中では振り付けの意識はなくて、そのときの気分でやっていたように思います」

「ザ・ベストテン」の魅力の1つは歌う前の司会者とのトーク。当時は多くの歌番組が放送されていたので、トークネタを確保するため、各番組の楽屋で芸能誌も交えた取材が行われていた。

「支度をした後は皆さんからの質問に答えていましたので、出演者同士が交流する時間はほとんどなかったですね。本番中は10位から順番に出ていきますし、スタジオはスタッフさんの熱気がすごくて、のんびり会話する雰囲気ではありませんでした。たまに中継先の都合で出番が早まると、慌ててミラーゲートの後ろまで行って、そこで靴を履いたり、イヤリングをつけたりすることもありました」

87年は年間で23回ランキングされ、「ベストテン」の常連となったナンノ。映画やドラマの撮影現場からの中継や瞬間芸の披露など、いくつもの名場面を提供したが、主演映画の主題歌となった「はいからさんが通る」では衣装も含め、とりわけ強烈な印象を残した。

「はかまと編み上げブーツという役柄と同じ大正ロマンの衣装で歌ったのですが、それから大学とかの卒業式にはかま姿で参加する方が増えたみたいで。もちろん昔からあるスタイルですけど、普及に貢献したということで呉服屋さんから表彰されました」 (濱口英樹)

■南野陽子(みなみの・ようこ) 歌手、女優。1967年6月23日生まれ。兵庫県出身。85年「恥ずかしすぎて」でデビュー。主演ドラマ「スケバン刑事Ⅱ」で注目され、歌手、女優として多方面で活躍。「楽園のDoor」以降、通算9作のシングルがチャート1位を獲得した。「ザ・ベストテン」(TBS系)への出演シーンを網羅したブルーレイ3枚組BOX「南野陽子ザ・ベストテンコレクション」=写真=が26日発売。本人が語る全出演回のエピソードを掲載したインタビューブックが付属する。

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