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ニュースの核心 米新大統領誕生まで〝空白6カ月〟がヤマ場 暴発に警戒、中露が狙う軍事的な既成事実化 ウクライナと台湾の危険度上昇

zakzak by夕刊フジ / 2024年7月27日 10時0分

中国も同じだ。

トランプ氏が副大統領候補に指名したバンス氏は、かねて「米国はウクライナ支援を止めて、台湾防衛にもっと力を入れるべきだ」と主張している。中国とすれば、トランプ政権が誕生する前に「台湾に対する軍事挑発を既成事実化してしまえ」と考えてもおかしくない。

台湾海峡とその上空は、中台のさや当てが激化して、一段と緊張するだろう。

最低限の礼儀も知らない岸田首相

情けないのは岸田政権だ。

岸田首相はバイデン撤退の報を聞くと、首相官邸で「大統領として政治的に最善の判断をする、そういった思いでの判断であると認識いたします」とコメントした。

正しい日本語になっていないが、大統領が断腸の思いで下した判断について「最善の判断だ」などと語るのは、「上から目線」を通り越して、政治家として最低限の礼儀もわきまえていない。

ここは過去の業績を称え、友情に感謝する局面ではないか。大統領は「子分のお前に『最善だ』などと言われたくない」と思ったに違いない。岸田首相のセンスのなさがにじみ出てしまった。

トランプ政権が誕生すれば、バイデンべったりだった岸田首相が相手にされないのも、また明白である。バイデン政権に強要されて、成立させたLGBT理解増進法の見直しも必至ではないか。

■長谷川幸洋(はせがわ・ゆきひろ) ジャーナリスト。1953年、千葉県生まれ。慶大経済卒、ジョンズホプキンス大学大学院(SAIS)修了。政治や経済、外交・安全保障の問題について、独自情報に基づく解説に定評がある。政府の規制改革会議委員などの公職も務めた。著書『日本国の正体 政治家・官僚・メディア―本当の権力者は誰か』(講談社)で山本七平賞受賞。ユーチューブで「長谷川幸洋と高橋洋一のNEWSチャンネル」配信中。

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