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ぴいぷる 歌手・山内惠介のおもてなし 心ほどける〝温泉ボイス〟育った土壌には美空ひばりが…「歌の生命力は想像がつかない」

zakzak by夕刊フジ / 2024年6月19日 11時0分

どんなジャンルを歌っていても、山内惠介が育った土壌には、「美空ひばり」がある。〝胎教〟でひばりを聴き、3歳のとき母の膝でコンサート見た。生まれて初めて歌ったのは「みだれ髪」だった。

「北海道ツアーの前に、松山千春さんの『長い夜』を覚えながら、ひばりさんの音が聞こえてくるんですよ。最後の<とまどう二人>のところ、♪ふ~たり~が、♪ひ~ばり~なんです。大瀧詠一さんの歌を聴いていても、ひばりさんのエッセンスを感じます。もし歌われていたら絶対合っていたと思うんです」

だが、デビュー当時の一時期、師匠の水森さんからひばり禁止令が言い渡されたことがある。

「子守歌のように聴いてきたので、つらかったですが、『ものまねで歌っている以上、絶対に売れないから。自分の声をまずは見つけて、普通に歌えるようにならないと、ダメだよ』と。確かに、エッセンスとしてひばりさんを取り込めるようになるまでは、かなり時間がかかりました。いまは、ああ、このことをおっしゃってたんだなと理解できます」

6月13、14日に東京芸術劇場コンサートホールで、自身初のオーケストラコンサートを開いた。重厚な管弦楽と、中低音がよく響く歌唱が絶妙に溶け合っていた。

「ありがとうございます。自分の歌を聴いて安心してもらえるように『継続』ですね。いまは、出逢えたいい歌をもっとたくさんの人たちに聴いていただいて、埋もれてしまわないようにしたい。歌の生命力は自分でも想像つかないんですよね。『こころ万華鏡』が千葉ロッテマリーンズの応援歌で使ってもらえたりとか、誰かが見てて、拾い上げてくださる」

25周年への助走と序奏は華やかだ。

6・12「紅の蝶」新装盤を発売

■山内惠介(やまうち けいすけ) 1983年5月31日生まれ。41歳。福岡県糸島市出身。2001年4月「霧情」で歌手デビュー。キャッチフレーズは「ぼくはエンカな高校生」。NHK紅白歌合戦は、15年「スポットライト」で初出場して以来、23年の「恋する街角」まで9回連続出場。18年「さらせ冬の嵐」が日本レコード大賞作詩賞受賞。北海道根室市「味覚観光大使」、福岡県「糸島ふるさと大使」など。6月12日にニューシングル「紅の蝶」の新装盤(海盤・太鼓盤)を発売。海盤には、人生の荒波を超え船を進める覚悟を歌った「海、光る」を、太鼓盤には美空ひばりが1986年のアルバム「旅ひととせ」に収録した能登が舞台の「太鼓」を収録する。7月11日、大阪フェスティバルホールでオーケストラコンサート。

ペン・中本裕己 カメラ・酒巻俊介 レイアウト・中川賢一

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