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藤川球児監督の〝親心〟FA大山悠輔の慰留に直接出馬なし 慣例なら自ら説得も「彼の気持ちを尊重」阪神もマネーゲームには加担せず

zakzak by夕刊フジ / 2024年11月22日 13時31分

阪神・藤川球児監督(夕刊フジ)

それでも信じて待つ…ということか。阪神・藤川球児監督(44)が国内FA宣言した大山悠輔内野手(29)の慰留に直接出馬しない意向を改めて明かした。

藤川監督と大山は21日、神戸市内で行われた「タイガース杯ゴルフ」に参加。宿敵巨人が5年以上&総額20億円以上の大型契約を提示しているとみられる今オフFAの最大の目玉は、8日ぶりに口を開いた。

しかし、「今は何も話せることはない。しっかり決断した時に自分の口から報告します」などゼロ回答に終始。一方で、23日のファン感謝デー(甲子園)には「どういう決断をするにしろ、応援してくれたことには変わりはない。感謝の気持ちをしっかり伝えたい」と参加する意向を示した。

依然として残留か移籍かは未定…。就任1年目の〝火の玉ボス〟も実際のところは気が気でないだろう。普通なら指揮官自ら説得役に出馬する…というのがこれまでの球界の慣例である。

しかし、藤川監督は「彼が人生の岐路に立っていることは間違いない。報道では阪神タイガース以外の球団からのコメントも出てますから、そういう部分で思うところはあるけど、そこはこちらがしっかり飲み込んで…彼の気持ちを尊重することになる」と再度静観。「これ以上は僕たちが立ち入ってはいけないゾーン。どの道を取っても短い野球人生の中でのことなので、本当にそっと見守るしかない。親のような気持ちかもしれない」と直接出馬にはどこまでも否定的だった。

阪神は大山に4年総額16億円以上の条件を提示。マネーゲームには加担せずに、最悪のケースを想定しての新外国人選手の獲得準備にも着手している。

OBからは「仮に大山が他球団へ移籍したとしても監督は次の策を考えている。ウチには佐藤輝も森下もいる」との声も出ている。果たしてどうなるか…。 (岩﨑正範)

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