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経営者目線 菅前首相が強調する自民党「刷新」に期待 ワタミが高校生の夢を応援!!

zakzak by夕刊フジ / 2024年9月4日 11時0分

来年は大阪・関西万博会場で開催を予定している(夕刊フジ)

自民党総裁選(9月12日告示、同27日投開票)が注目される中、ニッポン放送の番組で、私と当選同期の阿達雅志、吉川有美両自民党参院議員と意見交換した。

自民党の問題の本質について、阿達さんは「生活苦や、格差拡大、消費の低迷などの不満の中で、政治資金問題が起きた。その対応も、民間企業の不祥事と同じような徹底した実態解明はなされず、国民の感覚や意識とのズレがあった」とみる。

次の総裁に期待することについて、吉川さんは「幅広い声を聞いて政策につなげる。全員に対して聞き心地のいいことではなく、いいにくいことも恐れずにしっかりといってもらう方になってほしい」と語っていた。その通りだと思う。

私も2013年に参院議員に当選した際に、自民党の年功序列や、しきたりの多さに驚いた。自民党は長期政権で、〝江戸城化〟している。目的は国民よりも権力の維持になり、議員も高齢化で「守り」に入り、新しいものが生まれにくい環境がある。政治資金や、旧文書通信滞在費の使途に関しても税金への認識が甘く、財政への危機感も乏しい。菅義偉政権時代に首相補佐官を務めた阿達さんは、「菅さんは今回、『刷新』という言葉を繰り返し強調している」と明かした。

「刷新」を辞書で引けば、「弊害を除き去って、全く新しいものにすること」とある。国民の最大多数の幸せのため、文字通りの「刷新」を期待したい。

小林鷹之前経済安全保障相に続き、石破茂元幹事長、河野太郎デジタル相らが出馬表明をしたが、裏金問題について「(対象議員を)公認しない」、「国庫返納を求める」と発言した後に、急にトーンダウンしたコメントを出したりしている。しがらみを感じざるを得ない。唯一、河野さんが「財政の犠牲の上に経済をつくる、そんな経済の成長は持続可能なもののはずはない」と財政規律にふれた点は評価したい。

こうした中、ワタミが支援する日本最大級の高校生の社会課題を解決するビジネスアイデアコンテスト「高校生みんなの夢アワード5」が先月22日、代々木のオリンピック青少年センターで開催された。〝起業家の甲子園〟で、全国から1554のアイデアが寄せられた。

審査委員長を務めたが、どのビジネスプランも社会課題をしっかりと捉えていた。グランプリは、キノコ農家が減少している中、ソーラーパネルの下でキノコを栽培するというプラン。菌床でカブトムシやクワガタを飼育し、作られた有機肥料も販売し、キノコ、昆虫、有機肥料、電力の4つの収益を生むアイデアだった。

高校生は純粋だ。しがらみや、しきたりとは関係のない世界で、夢を語る。だから心打たれる。夢は、その人が生まれてきたからこそ起こる奇跡だ。次の総理総裁にも、純粋な気持ちで夢を語り、課題山積の日本に「奇跡」を起こしてほしい。 (ワタミ代表取締役会長兼社長CEO)

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