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TV視てますか? 神木隆之介が絶妙の一人二役、日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」 映画「ラストマイル」監督・脚本・演出陣

zakzak by夕刊フジ / 2024年12月4日 15時30分

最寄りのシネコンは猫の目のように上映作品が変わるが、8月23日に封切られた「ラストマイル」は監督・塚原あゆ子、脚本・野木亜紀子、製作・新井順子で、今も上映中。ロングランと言っていい。

同作品は、このトリオが手がけてきた連続ドラマの中でも人気の2作、TBS金曜ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」と〝世界観を共有〟している。なので、その世界の続きを、今度は「劇場」で見てみようという視聴者=観客が絶えないのだという。

さらに、このトリオが並行して、初の日曜劇場作品として手がけているのが、今期の「海に眠るダイヤモンド」。昨年の「VIVANT」に勝るとも劣らず、日曜劇場の「劇場」という2文字を強く意識させられる出来栄えだ。

海底炭鉱で栄え、現在は廃虚となっている長崎市の端島(軍艦島)の1955年。見ていて疲れるほどに人口密度の高かった稀有な居住空間を、CGとドローンを駆使した新たな撮影技術で再現、というか想像力と編集力で新たに創造し直している。高層アパートに灯りがともる端島を台風が襲う場面は神木隆之介主演の「ゴジラ―1.0」を思わせる。

さらに、現代(2018年)の東京も舞台となっており、2つの時代を交互に描きながらドラマは進行するが、その神木が主人公。しかも一人二役を絶妙に演じ分けている。

1955年の神木は端島の炭鉱員(國村隼)の家に生まれ、炭鉱会社で島のために尽力している。同じ大学を卒業して帰島した幼なじみの土屋太鳳と清水尋也(炭鉱長・沢村一樹の息子役)、食堂の娘・杉咲花、端島に降り立った謎多き美女・池田エライザ、神木の兄・斎藤工。「何角関係っていうんだろう」と誰かが言った若者たちの〝愛と青春と友情〟、そして現代編では新宿のホストにふんする神木と、その彼に執着する会社社長の老女・宮本信子の関係を軸とした物語が、細やかな脚本と演出によって見事につむがれている。島の映画館の館長役に片桐はいり。最高の適役だ。 (新橋のネクタイ巻き)

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