トップ直撃 SCOグループ・玉井雄介社長、患者と歯科医院のつながりをもっと合理化 手数料1・5%で決済サービス普及、情報ギャップ解消
zakzak by夕刊フジ / 2024年4月23日 11時0分
歯科医院向けのクレジットカード決済サービスを手掛けて急成長しているのが、SCOグループ(4月にスマートチェックアウトから社名変更)だ。だが、玉井雄介社長(46)の目標は決済の普及にとどまらない。歯科医と患者の情報ギャップの解消や、口腔内の健康を保つ取り組みといった課題について、自社の製品で解決を目指すと意気込んでいる。
◇
――主力事業は
「Pay Light(ペイライト)という歯科医院向けのカード決済サービスです。キャッシュレス化を推進し、いろいろな支払い手段を選べるようにという狙いです。クレジットカードの手数料が3%台だった時代に1・5%にすることで、ゼロから始めて約3年で1万医院を突破しました」
――歯科医院はキャッシュレス化が遅れていたのですか
「歯科医院にかぎらず、医院全体がDX(デジタルトランスフォーメーション)で他の業界に比べるとちょっとスピード感が劣るところはあると思っています。歯科医院では、レセコンといわれる診療報酬計算機もクラウドじゃなくて、いまだにオンプレ(自社運用)のところが多いのが実情です。決済にかぎらず、環境を合理化していく余地は多分に残されていますね」
――たとえばどのような点ですか
「国民と歯科医との情報ギャップや、保険診療報酬、国民皆保険のあり方など、歯医者さんに通う環境はこれでいいのかと考えています。健康な状態を保つためには口腔(こうくう)内から始めるということが肝要だと思います」
――情報ギャップとはどのようなものですか
「ある医師から『シーラントって知らないでしょ』と言われたんですよね。乳歯にコーティングをして虫歯を予防する処置があるというんです。保険も使えるんですよ。歯医者さんの子供たちはほとんどシーラントを受けている。一方でそうでない人は知らない人が多い。これこそ情報ギャップじゃないですか」
――口腔内の健康を保つことの重要性も強調していますね
「誤嚥性肺炎や糖尿病、リンパ系を除いたがんや動脈硬化、脳血管疾患も口腔内の症状との関連が指摘されています。オーラルフレイル(口腔内の虚弱状態)も最近指摘されていますが、老化によってちゃんと咀嚼(そしゃく)できなくなると誤嚥性肺炎につながり、全身の弱体化にもつながっています。口腔内をケアすれば疾患の予防につながるといわれていますが、実際には歯が痛くなってから歯科医に行くとか、行かずに済むなら行かないほうがいいという人が多いですね」
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