イライラが止まらない阪神・岡田監督、両リーグ最多１６度目の延長戦も敗れボヤキの連続 選手、コーチ陣をやり玉に〝批判〟が続出

延長で負けた岡田監督は貧打に頭が痛い＝５日、甲子園球場（夕刊フジ）

まったく、何度言ったら…。球団歴代最多タイの監督通算５１４勝を挙げた阪神・岡田彰布監督（６６）のイライラぶりが止まらない。５日のＤｅＮＡ戦（甲子園）は相手先発ジャクソンの力強い真っすぐにまたも対応できず、両リーグ最多１６度目の延長戦に突入しての負け（５勝６敗５分け）で、再び貯金ゼロの４位に転落した。

残り１勝で阪神歴代監督勝利数の単独トップとなるはずが…だが、今の岡田監督にそんな余裕はどこにもない。「１点では（救援陣は）そら酷よ。延長１６回目？　点取れへんからやろ。打線が苦しいとか、もう毎回同じこと言うてるし、ずっとやんか！」と吐き捨て、さらに「先制点というても１点は普通、重くないのに反発力がないから追い越せへん。結果的に重くなってしまう」と出るわ、出るわのボヤキの連続。それも当然でチームは今季、先制されると１４連敗…というバツの悪さが続いている。

腹が立つことは他にもある。ＳＮＳ上ではこのところ、選手、コーチ陣をやり玉に挙げて怒りまくる岡田監督への〝批判〟が続出。「怒りたい気持ちもわかりますが、勝敗の責任は常に監督にあるのだから。コーチが自分の思うように機能しなかったのも自分の責任です」「うまくいってる時はいいけど、チームの調子が悪いと士気を下げる方向の発言が目立つように思う」など手厳しい意見が挙がっている。昨年日本一のプライドを持つ岡田監督としても早くその手の声を封じたいところだろう。

「球宴までにいくつ貯金を積み上げるかが大事」を連呼する岡田監督。思惑通りとなるか、果たして…。　（岩﨑正範）

阪神―ＤｅＮＡ１１回戦（５勝５敗１分、１８時１分、甲子園、４万２６２０人）

ＤｅＮＡ　００１００００００１－２

阪神　００００００１０００－１

（勝）　ウィック１４試合２勝１敗１Ｓ

（Ｓ）　森原３１試合１勝３敗１８Ｓ

〔敗〕　石井２０試合１勝１敗