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ニッポン放送・飯田浩司のそこまで言うか! 総裁選キーマン、小林鷹之氏らの発信力は? 実績残すも「伝える力」弱く…何をしたいのか分からなかった岸田首相

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月21日 11時0分

岸田首相(夕刊フジ)

岸田文雄首相が14日、次の自民党総裁選への不出馬を表明し、今の総裁任期での退任を発表しました。2021年から3年弱続いた岸田政権が幕を閉じることになります。

コロナ禍に1年遅れで何とか開催した東京五輪・パラリンピックが終わった直後、菅義偉前首相からバトンを引き継いだ岸田首相は、くしくもパリ五輪・パラリンピックの直後に終わりを迎えることになりました。

それにしても、岸田政権は何とも捉えどころのない政権でした。

岸田首相は、「政権を取ってやりたいことは何ですか?」と問われ、「人事」と答えるなど、拍子抜けしたところから始まりました。結局、何がメインだったのか、イマイチ見えてこなかった印象があります。

政権発足当初から支えてきた官邸高官は話を聞く度に、「国内外で、何でこんなに評価が違うのか?」と漏らしていました。

岸田首相も記者会見で言っていましたが、さまざまな実績を残しています。

安全保障分野では、第2次安倍晋三政権でもできなかった「安保3文書の改訂」や「防衛費のGDP比2%への増額」「原発再稼働の方針転換」と、本来どれ一つとっても政権を揺るがすような大騒ぎとなり得る案件でした。

それを事も無げにやり遂げたのは、岸田首相の不思議な個性のなせる業だったのか? 宏池会政権というメディアにシンパの多い政権だったからなのか?

さらに、率で見ると戦後歴代7番目だった日経平均株価の上昇も、海外の投資家からすると目を見張る業績だったようです。先週発表された4~6月期のGDP(国内総生産)速報値も実質の年率換算で3・1%成長でした。

しかし、内閣支持率の上がらない政権でした。

官邸の関係者は「本人の肉声をもっと届けたかった。べらんめえな部分を知れば、人間的魅力があることが分かる」と言っていました。残念ながら、そうした部分はほとんど表に出ませんでした。

政権発足時、岸田首相は自分の強みを「聞く力」と答えました。その分、伝える力が弱かったのか、実績を積み上げた割には何をしたいのかよく分からないまま幕切れとなりました。

そして、号砲が鳴った「ポスト岸田」レース。総裁選出馬が取り沙汰される面々の発信力はどうなのか? テレビと違って表情でのごまかしが利かないラジオで直接話を聞くことで、ある程度判断ができるかもしれません。

総裁選キーマンが番組に続々登場

私の担当するニッポン放送の朝の番組「OK! Cozy up!」(平日朝6時から)では、「自民党総裁選キーマンに聞く!」と題して、来週27日に小林鷹之前経済安保相など、注目の議員が続々と登場します。あす21日は総裁選挙管理委員の黄川田仁志衆院議員、翌22日は総裁選出馬を明言している青山繁晴参院議員も駆け付けてくれます。ぜひ、お聴きください!

■飯田浩司(いいだ・こうじ) 1981年、神奈川県生まれ。2004年、横浜国立大学卒業後、ニッポン放送にアナウンサーとして入社。ニュース番組のパーソナリティーとして、政治・経済から国際問題まで取材する。現在、「飯田浩司のOK!Cozy up!」(月~金曜朝6―8時)を担当。趣味は野球観戦(阪神ファン)、鉄道・飛行機鑑賞、競馬、読書など。

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