元文春エース記者 竜太郎が見た！ アインシュタイン・稲田、本人は潔白主張…どうなる〝性的画像要求疑惑〟 一部ファンに訝しむ向きも「ちょっと次元の違う話」

アカウントを乗っ取られたと主張する稲田（夕刊フジ）

＜すっごい変な事に巻き込まれました。全く身に覚えがないし、企画を装って変な噓ついてまであんな事はしません＞

インパクトのある風貌と自虐ネタで爆笑を取るお笑いコンビ「アインシュタイン」の稲田直樹（３９）が７月２９日のＸ（旧ツイッター）で、〝ある疑惑〟をめぐってこんな投稿をし、身の潔白を主張した。

「その疑惑とは〝性的画像要求疑惑〟です。７月２８日に暴露系ユーチューバーのコレコレ氏が動画生配信で、稲田が自身のインスタのＤＭ（ダイレクトメール）を使ってファンの女性と接触し、テレビ番組のアダルト企画に協力してほしいとプライベートな情報や画像を要求した、ということを暴露したのです」（スポーツ紙芸能記者）

コレコレ氏のユーチューブ登録者数は２２５万人で、若者を中心に絶大な人気を誇るインフルエンサーだ。同氏は被害女性と稲田のやりとりをスクリーンショットで紹介し、そのアカウントが稲田のものであることを指摘。さらに被害女性に会いに行き、ＤＭの内容を確認。また同様の被害女性が複数いるとうそぶいた。

「暴露系ユーチューバーにとっては、この話は視聴回数稼ぎの格好のネタ。いまのところ、どこまで本当なのか計りようがありません。ただ犯人はＤＭから裏垢（別のアカウントの意味）へ誘導するなど、その巧妙なやり口からも常習者と言える。また口実で名前を使われたＡＢＥＭＡやお笑いコンビ『さらば青春の光』も巻き込まれた形で面倒なことになりました」（同前）

騒動を受けて、「かまいたち」の濱家隆一は「稲ちゃんは一番男前なんやから」とＸでつぶやくなど、稲田の人柄を知る芸人からは擁護の声があがっているのも事実。しかし稲田が過去頻繁にインスタのＤＭでファンと交流していたことを明かしていたこともあり、一部のファンからは「稲ちゃんならやりそう」と訝（いぶか）しむ向きもある。

「実際、稲田はＤＭで知り合った女性ファンと一緒に食事に行ったこともあり、周囲の芸人からはネタとしていじられていました。ですが、性的画像の要求はそれとはちょっと次元の違う話です」（バラエティー番組プロデューサー）

８月１日のＸで稲田は＜（７月）２９日から言っている通りあのＤＭは僕が作成したものではありません＞と重ねて疑惑を否定。さらに＜僕のセキュリティ管理が甘く不正ログインされた形跡がありました＞とし、所属の吉本興業に報告し、警察に証拠を提出し相談しているという。

この際、稲田の〝心の男前〟を証明するため、警察捜査に頼るなり何なりして、きちんと白黒つけてみてはどうかと思うのだが。

■中村竜太郎（なかむら・りゅうたろう）　ジャーナリスト。１９６４年１月１９日生まれ。大学卒業後、会社員を経て、９５年から文藝春秋「週刊文春」編集部で勤務。ＮＨＫプロデューサーの巨額横領事件やＡＳＫＡの薬物疑惑など数多くのスクープを飛ばし、「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」の大賞受賞は３回と歴代最多。２０１４年末に独立。１６年に著書「スクープ！　週刊文春エース記者の取材メモ」（文藝春秋）を出版。現在、「ｎｅｗｓ　イット！」（フジテレビ系）の金曜コメンテーターとして出演中。