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訪米慎重なのに…石破首相〝早期訪中〟の意向か 「中国寄り」悪いメッセージの拍車に危惧「日米同盟を崩壊に導きかねない」

zakzak by夕刊フジ / 2025年1月19日 10時0分

森山裕幹事長(夕刊フジ)

石破茂首相が早期に中国を訪問する意向を示した。自民党の森山裕幹事長が17日、記者団に明らかにした。石破政権では閣僚や与党幹部らが中国要人との会談や訪中を重ねているが、石破首相とドナルド・トランプ次期米大統領の対面の会談は実現できず、同盟国である米国との関係構築は心もとない。識者は「早期訪中は石破政権の『中国寄り』とのメッセージに拍車をかける」と危惧する。

森山氏は17日、石破首相と面会した後、「石破首相はできるだけ急いで(訪問したい)と考えていると思う」と述べた。森山氏と公明党の西田実仁幹事長は、中国共産党との政党間対話「日中与党交流協議会」を6年3カ月ぶりに開くため13日から訪中し、李強首相や王毅外相兼政治局員らと会談した。李氏から石破首相の早期訪中を要請され、首相に伝達したという。

石破首相は就任直後の昨年10月に李強首相と、11月には習近平国家主席と会談した。12月に岩屋毅外相が訪中し、査証(ビザ)の発給要件緩和を表明した。

これに対し、石破首相はトランプ氏と電話で5分間話しただけで、対面での会談は2月以降となる見込みだ。石破首相は1月6日のBSフジの番組でも「大統領になっていろいろな発言をされ、人事をやられた後の方が、私はやりやすい」と話すなど慎重だ。

評論家の石平氏は「岩屋外相や与党幹事長らが訪中したことで、すでに米国に『中国寄り』の悪いメッセージを送っているが、首相の早期訪中意向はさらに拍車をかけるものだ。国務長官候補のマルコ・ルビオ上院議員は中国を『最大の敵』と位置付けたばかりだ。首相の早期訪中表明は、トランプ政権の神経を逆なでする、最悪なタイミングで最悪の外交行動ではないか。日米同盟を崩壊に導きかねない」と指摘した。

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