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最下位独走の西武、2軍は優勝へ突き進む〝ねじれ現象〟これだけ強いと貧打の1軍で救世主に期待も…レギュラー張るだけの力が

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月22日 11時45分

西武・松井稼頭央監督=ベルーナドーム(夕刊フジ)

歴史的な弱さで最下位独走の西武で、2軍は22年ぶりの優勝へ突き進む珍現象が起きている。

西口文也監督(51)率いる西武2軍は、20日に2週間ぶりにイースタン・リーグ首位に再浮上。一夜明けた21日のロッテ戦(ロッテ浦和)も、故障明けの中村剛也内野手(41)の1号先制ソロが飛び出すなど4―0で快勝し、6連勝を飾った。

これだけ強いと貧打の1軍に呼んで救世主を期待したくなるが、「ファームは打線がつながる。1軍だと『なんとかしないといけない』と無駄な力が入って力を出せていない」と1軍の主力選手は解説。2軍の水準は超えていても、1軍でレギュラーを張るだけの力がない選手が多いわけだ。

走塁面ではリーグトップ109盗塁と機動力を発揮しており、チーム内には「『走魂』じゃないの?」とささやく声も。これは松井稼頭央監督(48)にちなんで昨季掲げられた球団スローガンで、指揮官の休養後も遺産は受け継がれているようだ。

イースタンは残り31試合。散々な1年にひとつでも明るい話題を届けたいところだ。 (塚沢健太郎)

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