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次はコメで家計大打撃!? 昨年の猛暑の影響で不足が懸念、約11年ぶりの高値水準に 銘柄によっては品薄や欠品も

zakzak by夕刊フジ / 2024年7月20日 10時0分

去年の猛暑の影響で「コメ不足」が懸念されている。そうしたなか、農水省によると、JAグループなどがコメを業者に卸した際の6月の「相対取引価格」(速報)は、2023年産米の全銘柄平均で玄米60キログラム当たり1万5865円となった。12年産米が1万6127円を付けた13年8月以来、約11年ぶりの高値水準だった。卸売業者が小売店や飲食店に販売するコメの価格が上がり、家計にも影響する可能性がある。

相対取引価格は、全国農業協同組合連合会(JA全農)を中心とする出荷団体が主食用米を卸売業者や小売業者に販売する際の契約価格を指す。市場に流通するコメの価格の目安になっているといわれる。

23年産米の6月の取引価格が上昇したのは、猛暑による高温被害で供給量が少ない中で、インバウンド(訪日客)が増加して外食需要が拡大したことが主な要因とみられる。5月よりも2%、22年産米の前年同月と比べると14%それぞれ高くなった。23年産米が流通し始めてからの平均価格は22年産米と比べて11%高い1万5307円となっている。

6月の価格を銘柄別にみると、北海道産ゆめぴりかが1万6170円、宮城県産ひとめぼれは1万5503円、秋田県産あきたこまちは1万5728円など。

農水省の担当者によると、例年6月ごろは新米が出回る前の端境期に当たるため、通常は契約の動きが少ないという。今年は業者が抱える在庫が減っており、新規契約が活発化していることも相対取引価格が上昇した一因と指摘している。

昨夏の猛暑の影響でコメの流通量が減ったことから、スーパーなどの店頭でのコメの価格も上昇基調だ。銘柄によっては品薄や欠品するものもある。

食生活の変化でコメ離れが進んでいるともいわれるが、やはり日本人の主食はコメ。手頃な価格で買えなくなるとたいへんだ。

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