山下裕貴 有事警戒・台湾訪問 中国軍元少佐の台湾侵入事件 有事に至る前「グレーゾーン事態」の対応に危機感 頼総統「侵略の口実をつくろうとしている」
zakzak by夕刊フジ / 2024年8月1日 6時30分
次にメディアから「有事の際、台湾内部ではどんなことが起こると思うか。反政府勢力がテロや暴動を起こすと思うか」という質問があった。
記者とやり取りをして分かったことは、事態が切迫したときに、大陸支持者などが立ち上がるとの認識と、その対応(グレーゾーン対応)への危機感である。
それは中国人民解放軍の軍事力行使、いわゆる外部からのベクトルではなく、台湾内部からのベクトルによる混乱と統治システムの崩壊への恐怖であった。
今回発生した小型船侵入は小さな事件だが、グレーゾーン事態対処として見ると極めて大きな出来事であり、台湾社会に警鐘を鳴らす事件となった。
山下裕貴(やました・ひろたか) 1956年、宮崎県生まれ。79年、陸上自衛隊入隊。自衛隊沖縄地方協力本部長、東部方面総監部幕僚長、第三師団長、陸上幕僚副長、中部方面総監などの要職を歴任。特殊作戦群の創設にも関わる。2015年、陸将で退官。現在、千葉科学大学客員教授。新聞やテレビ、インターネット番組などで安全保障について解説している。著書に『完全シミュレーション 台湾侵攻戦争』(写真、講談社+α新書)、『オペレーション雷撃』(文藝春秋)。
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