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岸田、石破両氏「保守アピール」の露骨さ 総裁選直前「岩盤保守層」意識か 自衛隊明記の論点整理を指示、新著のタイトルに

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月8日 15時30分

9月の自民党総裁選を前に、注目候補の「保守アピール」が目立つ。岸田文雄首相(総裁)は、今月末までに憲法9条への自衛隊明記に関する論点を整理するよう党に指示した。石破茂元幹事長はタイトルに「保守政治家」を含む新著を出版した。LGBT法の拙速な法制化などで一部離脱した「岩盤保守層」は、どう見るだろうか。

「国民の命を守るという国家の最も重要な責務を、この国の最高法規の中にしっかり明記する」「憲政史上初の国民投票にかけるならば、緊急事態条項と併せ、自衛隊明記も国民の判断をいただく」

岸田首相は7日、党改憲実現本部の会合でこう訴えた。

憲法9条への自衛隊明記は、憲法改正を政治的悲願としていた安倍晋三元首相が重視した「本丸」である。安倍政権を支えた岩盤保守層を意識したとみられる。

ただ、2022年7月の参院選後、政策を実現しやすい「黄金の3年」を手にしていながら、総裁選直前に突然発信するのは露骨ではないか。

石破氏の新著は『保守政治家 わが政策、わが天命』(講談社)で、憲法改正について、戦力不保持をうたった9条2項を削除したうえで、現在の自衛隊を「国防軍」に改め、憲法に明記すべきと強調した。

石破氏は最近、安定的な皇位継承策をめぐり、「女系天皇」を排除しないとの認識を示している。女系天皇の容認は「皇統の断絶」につながるとの指摘もある。本のタイトルを岩盤保守層は納得するのか。

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