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川尻哲郎「TIGER STADIUM」店主敬白 初の巨人vs阪神OB戦で〝快投ショー〟原辰徳さんをトータル3タコに! 打撃不振の虎選手、すごい打者から見習うべき点は多い

zakzak by夕刊フジ / 2024年7月16日 15時30分

阪神OBベンチに岡田監督(右端)がサプライズ登場!(右から)田尾氏、江本氏、田淵氏らと談笑した(夕刊フジ)

私事ながら15日に東京ドームで「伝統の一戦~レジェンズOB対決~」と銘打たれた、巨人vs阪神のOB戦に初めて出場させていただきました。試合は阪神OBが2―3の逆転負けを喫しましたが、私は先発した後輩・井川慶の2番手で登場し、巨人の大スターで球団史上最多勝利監督の原辰徳さんを三ゴロ、「ガッツ」の愛称で巨人の3連覇に貢献した小笠原道大君を中飛に牛耳る〝快投ショー〟を演じました。これもひとえに皆さんの…いや、自分の涙ぐましい努力の賜物かもしれません!

肉体改造した甲斐あった

光栄なオファーを受けてからというもの、私は店主の仕事そっちのけで肉体改造に着手。嫁さんの「キャッチャーに届かないなんてありえないから!」という強烈な脅し(ホンマですよ)にビクつきながら、週に4度は「チョコザップ」などのトレーニング施設に通い、マッサージも入念にやりました。お客さんのいない店内でも、強めのキャッチボールを繰り返す日々を3か月間ほど頑張ってきた、その甲斐がありました(笑)。

特に原さんとは現役時代に2打数無安打に抑えていて、この日の試合前にたまたま会話して「その時どうだった?」と聞かれ、「緊張してノースリーだったんですが…すみません、最後は三振に取れました」と答えました。原さんは「そうだったか…」と苦笑いでしたが、まさか再戦がかなうとは―。あの偉大な方をこれでトータル3タコに仕留めたのですから、本当にいい思い出となりました。

岡田監督の〝阪神愛〟感じた

試合途中からは、東京ドームのデーゲームで巨人に2―0で完封勝利していた岡田彰布監督が、ポロシャツ姿でベンチにやってきてくれました。「お疲れ様でした」と声を掛けたら「お~ん」と笑ってましたが、こういった光景はいいですね。同じOBとして、岡田監督の〝阪神愛〟をひしひしと感じました。OBチームの監督を務めた川藤幸三さんは、岡田監督に代打を要請してさすがに断られてましたが、実現していれば相当盛り上がったでしょうね。

他にも藤田平さん、田淵幸一さん、掛布雅之さん、田尾安志さん―とすごい打者ばかりでした。打撃不振に悩む今の阪神の選手も見習うべき点は多かったと思います。当然ながら昔みたいな力はなくても、いいスイングというのは変わらない。投手目線で見ても、いくつになっても球を捉えそうな振りができているんです。今回のOB戦が何かヒントになってくれるとうれしいですね。

■川尻哲郎(かわじり・てつろう) 1969年1月5日、東京都生まれ。亜大から日産自動車を経て94年ドラフト4位で阪神入団。1年目から8勝、97年は開幕投手を務め、98年5月26日の中日戦(倉敷)でノーヒットノーランを達成。2003年オフに近鉄移籍、翌04年オフには球界再編による分配ドラフトで新球団の楽天に移籍し05年限りで現役引退。通算227試合登板60勝72敗3セーブ、防御率3.65。14年にはBCリーグ・群馬監督に就任してリーグ優勝。20年から東京・新橋で阪神戦を観ながら飲めるスポーツバー「TIGER STADIUM」を営む。

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