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ぴいぷる 俳優・細田善彦 キャリーケース連れて世界のどこへでも…海外経験で磨いた度胸 カンボジア映画で主演級、日本人では異例の抜擢

zakzak by夕刊フジ / 2024年6月26日 11時0分

「ぴいぷる」 俳優の細田善彦さん =3日午後、大阪市北区(柿平博文撮影)(夕刊フジ)

「知らない外国人に話しかけるのも、外国の知らないお店にいきなり入るのも、平気です」

そう豪語する国際派。それもそのはずで長年、NHKで海外を旅する番組のリポーターを務めてきた。

「訪れたのは、ハワイに香港、カナダにギリシャ…」と、これまでに世界数十地域をめぐってきたという。

「俳優を休業して約1年、海外留学した経験もあるんですよ。外国人と友人になってルームシェアで部屋を借りたり…」と度胸の強さ、フットワークの軽さも海外で磨いた。

外国への苦手意識はないはずだった…。ところが、「これまでと勝手が違い、戸惑いの連続でした」と思わず本音を吐露する経験をした。

カンボジア映画「テネメント」にカンボジア人のヒロインの恋人役として抜擢(ばってき)されたのだ。

16歳から俳優を続け、キャリアは20年を超える。NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(2022年)や大河ドラマ「真田丸」(16年)、「青天を衝け」(21年)など国民的人気ドラマの常連として演技に磨きをかけて、海外進出を果たしたわけだ。

カンボジア映画に日本人俳優が主演級で出演するのは、おそらく初とのこと。異色のキャスティングは話題を呼んだ。期待の半面、不安も大きかったという。

「世界中を旅してきましたが、カンボジアは初めてで…」

東京で暮らす駆け出しの漫画家、ソリア(ターネット・トーン)の母が死去。恋人のダイチ(細田善彦)とカンボジアへ帰郷するが、次々と奇妙な出来事が起こり…。

日本語セリフに違和感

「撮影1週間前にカンボジアへ入り、脚本のセリフの作り直しを手伝いました」と明かす。その理由は、「英語の脚本を直訳した日本語のセリフに違和感があったので。恋人同士の会話としては不自然で、直す必要を感じたんです」

監督はカンボジアの新鋭、エンナラーソティテープ・ネートとソクユー・チアの2人体制。「2人はできるだけ日本語のセリフを使いたいというので、ターネットが発音しやすい日本語に変えるなど訳し方も工夫しました」

日本代表という気概を持って乗り込んだ現場は「カメラマンはアメリカ人で、音声はフランス人と世界各国からスタッフが集まり、クメール語(カンボジアの公用語)に英語、仏語などが飛び交い、とても国際色豊かで」と振り返る。

覚えたクメール語を聞くと「タッタッタッタ…」と言うので、こちらが戸惑っていると「〝急いで〟という意味なんですよ」とニヤリ。

「日本の撮影現場でも〝急いで急いで〟とスタッフがせきたてるのと同じです。世界共通なんですね」

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