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〝乱立・分裂〟自民党総裁選、安倍派も麻生派も奪い合い 苛烈な推薦人や支持者の引きはがし 週明け次々出馬表明も党内は大混乱

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月31日 15時0分

加藤勝信官房長官(夕刊フジ)

大混戦の自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)は週明け以降、正式な出馬表明が次々と行われる。派閥解消による混乱も相まって、最大勢力だった安倍派など各派の支持はまとまらず分裂状態だ。水面下では、政策論争もかすむ苛烈な推薦人や支持者の引きはがしや奪い合いが続いており、各陣営は疑心暗鬼に陥っている。

9月3日にも林芳正官房長官(63)、4日に茂木敏充幹事長(68)、6日に小泉進次郎元環境相(43)、9日に高市早苗経済安保相(63)が正式に出馬表明する予定だ。加藤勝信元官房長官(68)も出馬の方針を固めた。

こうしたなか、「保守の象徴」だった安倍晋三元首相が率いた安倍派が混乱している。前回は派閥として高市氏を推したが、今回は小林鷹之前経済安保相(49)や小泉氏らを推す動きもある。

保守系の議員は「保守分裂と見る向きもあるが、『派閥の論理』『古い自民党』を嫌気した国民世論を恐れ、若さのある小林氏や小泉氏に『刷新感』を求める動きが出るのは当然ともいえる」と語る。

一方、唯一存続を選んだ麻生太郎副総裁率いる麻生派では河野太郎デジタル相(61)が出馬するが、こちらも派内の支持は割れ、存在感は揺らぐ。

麻生氏と対峙(たいじ)する菅義偉前首相を核とする非主流派でも支持が集約されていない。

8月30日には、石破茂元幹事長(67)が選挙対策本部会合を開いた。各陣営が会合を重ねるなど、生き残りをかけたアピール合戦は本格化している。

ベテラン議員は「派閥解消でガバナンスが弱まり、党内は群雄割拠とも右往左往とも言える大混乱だ。『明日をも知れない』という言葉がピッタリくる」と心境を吐露した。

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