YFM 夕刊フジmusic 冬が来る前に…フォークデュオ「紙ふうせん」が結成50周年記念ライブ開催 11月8日、東京・南青山「MANDALA」で
zakzak by夕刊フジ / 2024年10月18日 15時30分
フォークデュオ・紙ふうせんが、結成50周年記念ライブ『50th Anniversary in TOKYO』を11月8日(金)、東京の南青山・MANDALA(TEL03・5474・0411)で行う。名曲「冬が来る前に」がちょうど街でかかり出すころ、メモリアルなひとときが訪れる。
秋が深まると必ず口ずさむ歌がある。年配の音楽ファンなら頭の中に刷り込まれているだろう、紙ふうせんの「冬が来る前に」。「あの素晴しい愛をもう一度」(加藤和彦 北山修)や「翼をください」(赤い鳥)と同じように、日本のスタンダードになっている。
紙ふうせんは高校時代からの友だちで、人気フォークグループの赤い鳥に在籍していた後藤悦治郎と平山泰代により1974年に結成された。
「僕ら赤い鳥は69年のヤマハ・ライトミュージック・コンテストで日本の伝承歌の『竹田の子守唄』を歌いグランプリを獲得。ご褒美で行ったヨーロッパ旅行で村井邦彦さん(作曲家)に『ロンドンで録音しよう』と誘われて70年にアルバムを発表しました。のちにロサンゼルス録音もしたりしましたが、73年にメンバー5人で話し合いあと1年で解散することを決め、74年9月に解散しました」(後藤)
「5人のうち山本潤子さん、山本俊彦さん、大川茂さんがハイ・ファイ・セットを作り、後藤と私は紙ふうせんになりました。山本さんたちが結婚していたから私たちも(笑)。以来、半世紀が過ぎました」(平山)
後藤が音楽にのめり込んだのは高1のとき、後藤家にホームステイしていたアメリカ人の友人に歌い聴かされたピーター・ポール&マリーだ。
「友人が口ずさむメロディがすごく良くて。ファーストアルバムをアメリカから取り寄せてもらい素晴らしさに驚きました。英語の発音がとてもきれいでした」(後藤)
紙ふうせんで77年11月にリリースしてヒットした「冬が来る前に」はPP&Mの影響を受けるとともに、民族音楽もスパイスになっている。
「スペインのモード、ペルーのフォルクローレや、ブラジルのサンバなども取り入れています。夜な夜な民族音楽の楽器で遊んでいるなかでできたのがこの曲」(後藤)
どこか懐かしい香りがするのは、世界各地の古(いにしえ)からの音が根底にあるからだ。紙ふうせんの音楽性はフォークという範疇にはとどまらないほど幅が広く、素晴しい楽曲を後世に伝え残していくのには今―。
「若い人たちに伝えるにはやはりライブを続けることが重要。三世代で観に来る方とか多くなってきています」(平山)
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