1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 政治

小林鷹之氏が「保守じゃない」説に猛反論 2015年の政策パンフに「重要課題…それは財政再建」 本紙直撃に「私は財務省と競っている」

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月30日 11時33分

批判や憶測に答える小林氏(夕刊フジ)

自民党総裁選を控えて

自民党総裁選にいち早く出馬表明した小林鷹之前経済安保相(49)に逆風か。「経済は財政に優先する」と財政支出を訴え、「保守」の信条を掲げているが、過去の言動などから「実は財政緊縮派」「保守ではない」といった憶測も飛び交っているのだ。夕刊フジが一連の疑問について小林氏にただした。

経済成長こそが財政力すべてに寄与

小林氏は、出馬会見などでは、財政健全化を優先する「緊縮派」ではないとの姿勢を強調した。だが、2015年当時の政策パンフレットには、「忘れてはならない重要課題。それは財政再建です」「国のみならず、地方においても財政規律を高める必要があります」と記されている。

どういうことなのか。

小林氏は「積極財政派か、財政健全派かという単純な二分論にはくみしない。経済成長こそが外交力、防衛力、社会保障を含む財政力すべてに寄与する。だからこそ経済は財政に優先する。今は税収は過去最高だが、デフレからは完全に脱却できていないので、(財政出動の)アクセルを踏まなければいけない」と説明する。

「財政健全化」に関する提言をしてきた民間団体、令和臨調(令和国民会議)のメンバーに名を連ねていることも取り沙汰されたが、「科学技術の部会に2回程度出席したが、私が緊縮財政に賛成というわけではない」。

古巣の財務省との関係については「私は財務省と競っている。政策減税を徹底的に主張し研究開発や中小企業支援も真正面から訴えてきた。半導体産業再生に向けた大規模な歳出を伴う今後10年間のロードマップをつくった一人と自負している」と強調した。

また、防衛費増額の財源をめぐっては、党の防衛関係費の財源検討に関する特命委員会で、税外収入による財源捻出を提言したという。

「増税を可能な限り先送りするには何が必要か考え、財務省とも対峙(たいじ)しつつ、財源として決算剰余金、外為特会(外国為替資金特別会計)をひねり出した」と実績を誇る。

皇統の重み尊い 男系男子の伝統維持

一方、小林氏と同じ東大法学部出身の宮澤博行前衆院議員(49)は産経ニュースのインタビューで、小林氏に関して「インフラ整備やエネルギー政策は保守寄りだが、皇室、財政、イデオロギーなどの面で保守ではない」と指摘した。

小林氏は党の「安定的な皇位継承の確保に関する懇談会」のメンバーだとしたうえで、「静謐な環境で議論する末席で意見を申し上げた。2684年にわたる126代の皇統の重みは当然、一国民として非常に尊いものと受け止める。『男系男子の伝統』を変えることがあってはならない」と強調した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください